2010年8月30日月曜日

平成22年6月議会の一般質問(田中哲治議員)


○ 4番(田中哲治)4番、新政会、田中哲治、一般質問を行います。よろしくお願いします。何せ初めてでございますので、また皆さん、よろしくお願いします。


私の一般質問は、福井港丸岡インター連絡道路と県道福井森田・丸岡線のルート決定(接続)の早期実現に向けての進捗状況について。

もう一点は、十郷用水路上部の跡地利活用について。これにつきましては、坂井市の考え方について御質問させていただきます。

まず、1点目の福井港丸岡インター連絡道路の件でございますけれども、これにつきましては、昨年6月に山田議長が一般質問で行っておりますし、また、さきの市長の所信表明で、県へ強く要望しているという表明がございました。

これにつきまして、まず御質問をさせていただきます。

総合計画の第3章、ゾーン別まちづくり方針の中で3つの軸に掲げてございます。

1つ目には、にぎわいの連携軸、またもう1点は南北交通軸、そして水と緑の交通軸というなことで質問をさせていただきます。

まず、坂井市は、御承知おきのとおり南北に約17キロ、また東西に約32キロと、東西に長い地域で、道路網は東西に北陸自動車道を初め国道364号線、また8号線、また305号線と、また主要地方道では福井金津線、これは通称嶺北縦貫道路でございます。また、福井加賀線、通称芦原街道と、主要道路につきましては南北方向に中心に走っておりますけれども、坂井市の産業振興や観光面での発展の基本となる経済発展のためには、ぜひとも福井港丸岡インター連絡道路の早期実施が不可欠だと思っております。

特に、福井港は日本海側の玄関口として、器量が発揮できる港にしなければならないと考えているところでございます。特に、国内外の輸出港として、また農林水産物、あるいは商工業関係の物資・物流についても、福井港から丸岡インターへ、あるいは丸岡インターから福井港を経て身近な関西中京方面へ速やかに供給できるのではないかなと、そのように考えておるところでございま す。

また、さきの6月13日の新聞報道では、坂井警察署管内では交通事故、交通死亡事故が多発と記事の中に、今ほど申し上げましたとおり、坂井市は南北に伸びる道路は発達、並びに整備されておりますけれども、東西の道路は脆弱で、南北の道路を避けるため、東西の道に抜けながら走るドライバーが少なくないという記事がありました。まさにそうだと、私も思っているところでございます。

あわせて、福井市から新幹線と並行に着工されております県道福井森田・丸岡線は、福井港丸岡インター連絡道路との接続が不可欠であると考えております。

現段階では、路線計画が未定とお聞きしておりますけれども、交通量の増加で危険度を増しております市道若長通り線にも影響してきております。特に、市道若長通り線交通量につきましては、過日6月15日に、午前7時から午後7時の12時間交通量の調査を行いました結果、2,275台の交通量でございました。また、当然ながら朝夕の通勤カー時間には約54%を占め、日中は商業車が主に占めておりました。

そのようなことから、現在の主要地方道福井加賀線、先ほど申し上げましたとおり、嶺北縦貫道路、また芦原街道、これにつきましては、全国の交通量センサスで17年度に調査をしておりますけれども、これにつきましても、朝7時から夜7時までの12時間、交通量の調査につきましては、嶺北縦貫道路で約6,200台、また福井加賀線、芦原街道では7,200台と、これにつきましては若長線の約35%にあたり、今ほど申し上げましたとおり、市道若長通り線につきましても年々増加傾向にあると思っております。

また、道路ネットワークの整備方針でも、福井港丸岡インター連絡道路を補完し、主に都市内連携を支える幹線道路として、三国丸岡停車場線のバイパス整備を促進しますとうたっておりますけれども、特に坂井市の産業振興と観光面等々の発展には、どうしても福井港丸岡インター連絡道路と県道福井森田・丸岡線のルート決定接続の早期実現を達成するところでございます。

そして、私がお尋ねしたいのは、1点目につきましては、福井港丸岡インター連絡道路の現在までの進捗状況と今後の計画について、また県はどのように対応しているのか、御質問をさせていただきます。

2点目につきましては、平成21年度に県が調査費をつけているとお聞きしておりますけども、どのようなことをされたのかお聞きします。

3点目につきましては、県道福井森田・丸岡線と市道若長通り線の南北方向と、福井港丸岡インター連絡道路の東西方向との接続計画はどのようになっているか、行政の所見をお願いいたします。

次に、十郷用水路上部の跡地利活用について、坂井市の考え方についてお聞きします。

十郷用水路のパイプライン化を進めている中で、パイプライン化によって発生する水路上部を有効活用するために、それらにかかわる地域住民の意見を尊重しなければならないと、私も思っております。

しかしながら、水路上部の利活用については、地域によって異なっていることも事実でございます。

例えば、管理上の問題から、すべてコンクリート舗装にし、遊歩道にと。また、景観重点地域では、公園・花壇や家庭菜園などの利活用を検討している地域もございます。このようなことで、上部利用と、現在の堤防を利活用しての取り組みを検討している地区もあるとお聞きしております。このようなことで、市はどのようにお考えですか。これら等々につきましても、よろしくお願いをいたします。

まず、質問の1点目につきましては、水路上部の利活用について、市民と身近な坂井市の考え方をお願いします。

2点目につきましては、継続的な部分で多額を要する事業活動に、坂井市として一部補助は可能なのか、これら等々につきましても考え方だけで結構でございますので、何とぞよろしくお願いをいたします。

私の一般質問にかえさせていただきます。


○ 議長(山田 栄)坂本市長。


○ 市長(坂本憲男)田中議員の御質問にお答えをいたします。

まず、福井港丸岡インター連絡道路の現在までの進捗状況と、今後の計画、県の対応についての御質問でございますが、坂井市は東西に細長い行政区域の中に市街地が分かれ、産業や歴史、文化、観光と地域の資源も分散しております。そのため、東西方向のかなめとなる福井港丸岡インター連絡道路整備は、地域の一体性の強化とテクノポート福井などの経済の活性化を図る上からも、坂井市の最重要路線として位置づけ、毎年、県に対して最重要要望事項として取り上げ、要望してきました。

また、平成20年9月には、地元住民及び賛同議員、関係各位を交えて「福井港・丸岡インター連絡道路整備促進協議会」を設立し、県に対して官民一体となって、強い要望運動を展開しているところであります。

このような中、先般、私が県と協議した際には、都市計画決定に向けて、市道との取りつけや側道関係などに関しては、坂井市として積極的に協力することを約束するとともに、県に対しては道路計画やルート公表をできるだけ早期にしてほしいという要請をしたところでございます。

今後も、福井港・丸岡インター連絡道路整備促進協議会の関係議員や関係役 員、関係機関と連携・協力しながら、道路の整備促進に向けた都市計画の決定と予算の確保について強く要望していきたいというふうに考えております。

続きまして、県の平成21年度調査費の内容についての御質問でございますが、今までは、平成11年の交通量センサスに基づき、道路計画が策定されていましたが、今回、直近の資料をもとに交通量などの見直しを行い、交差点の形状計画を初めとする道路構造の検討を行ったと聞いているところでございます。

次に、県道福井森田・丸岡線と市道若長通り線の南北方向と、福井港丸岡インター連絡道路の東西方向との接続計画についてでございますが、南北方向の幹線であり、新九頭竜橋に直結する計画道路の、通称南北線と言われる県道福井森田・丸岡線及び坂井町地係の市道若長通り線と、東西方向の幹線である福井港丸岡インター連絡道路の接続は、地域の活性化並びに住民相互の交流促進や利便性が図られるように、平面交差での道路計画を要望していきたいというふうに考えております。

次に、十郷用水路上部の跡地利活用についての御質問でございますが、まず、水路上部利用について、市の考え方ということでざいますが、パイプライン布設後にできる跡地の整備事業については、もととなる国営かんがい排水事業が平成11年度に採択され、それに関連する事業が地域用水機能増進事業でありまして、総事業費11億円を国50%、県が25%、関係市町で25%を負担し、鳴鹿堰堤土地改良区連合が事業主体となって、地元調整や工事を行っております。

跡地利用については、管理道路3.5メートルは国営事業で設置し、その残り部分につきましては、地元と十分協議した上で、地域に必要なものをつくっていきたいと考えております。

そこで、学識経験者やまちづくり協議会代表、区長、土地改良区代表などの地元関係者と、国、県及び市を含めた地域用水対策検討委員会が、東十郷地区では昨年11月に、磯部地区では今年3月に発足しました。

十郷用水路での跡地利用については、関係集落の考え方もありますので、東十郷地区では、今年の6月5日に関係集落の代表の方にお集まりをいただき、第1回目のワークショップを開催したところであります。

今後、地域用水対策協議会とワークショップを交互に開催し、全体の調整を行い、国の補助基準に合致させながら、関係集落の御意見を集約していきたいというふうに思っております。

次に、継続的なもので、多額の費用を要する事業活動に対する市の対応についてという御質問でございますが、市といたしましては、地域の方々がワークショップなどにより検討され、みずから管理していけるものを設置し、それ以 降の維持管理はすべて地元でお願いしたいと考えております。

ただし、防火水利施設につきましては、嶺北消防組合と協力して市が維持管理していきたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。


○ 議長(山田 栄)田中議員。


○ 4番(田中哲治)今の市長の答弁で、まず福井港丸岡インターの連絡道路の件でございますけれども、今ほど、県につきましては、このようなことで調査の見直しを、21年度に検討を行ったとお聞きしておりますけども、具体的に交通量の調査、これにつきましては、全国では5年に1回ということで、今年、調査に入るはずだと私は思っております。前回が17年でございましたので。

そんなことで、今、交通量の調査と申し上げましたけども、具体的にどのような県の考え方でしょうかね。交通量だけじゃなしに、いろんな面で何かお聞きしていることがありましたらお願いしたいなと、そのように思っております。


○ 議長(山田 栄)坂本市長。


○ 市長(坂本憲男)まず国の考え方と今言いましたが、まず県の考え方だというふうに思います。だから、2週間前にも建設部長に県の方へ電話してと言いましたら、すぐ飛んできて、しばらくお話をさせていただきました。

市としての要望は、今度の総会、7月か8月、それまでには市民にちゃんと、そういう路線、大体でいいですから、だから丸岡インターからここ通ってテクノポートに行きますっていうのを、明確に市として強い要望しております。一応、わかりましたっていうことで、どこまでわかっているのかわかりませんが、それを強く要望しております。まず、県にこれからも、今回の要望事項においても、近いうちにまた県の方に、この丸岡インター連絡道路ということで強く要望していきたいというふうに思います。まずは、県がするかしないかによって、この事業っていうのは大きく変わってくるであろうというふうに思っています。あと、担当部長、もしあったから、続けて。


○ 議長(山田 栄)前田建設部長。


○ 建設部長(前田三徳)昨年、県の予算としていくらかつけていただいたわけなんですが、まず、その予算につきましては、あくまでもその道路の路線を決定するにあたりまして一番大事なことは交差点をどのような形にするか、そういったことをやっぱり明確にすると、それを構造的なものを含めて一応検討いたしたと。

それから、その交通量というのは必要に応じてする場合もございますので、昨年県はやったっていうこと、これは実際のことははっきりわかりませんが、やったというぐあいに聞いております。その交通量に従って、その交差点をどのような取りつけをするか、その辺の詳細について検討をいたした、その指標 によっていろいろ委託して検討したっていうことを聞いております。

以上でございます。


○ 議長(山田 栄)田中議員。


○ 4番(田中哲治)確かに、今、市長並びに部長がおっしゃったとおり、強くまた県に要望していただきたいなと、そのように思っているところでございます。

もう1点でございますけれども、今、市道の若長通り線突き当たって、市道福島4号線ですか、先ほど申し上げましたとおり、12時間で2,275台ですか、特に朝のそのような7時15分から8時半までの通勤カー時間が54%を占めているという中で、これら等々も含めて、やはり県に強く要望していただきたいと、そういうに思っているところでございます。

続きまして、十郷用水路の上部の跡地利用につきまして、今ほど市長がそんなことで、地域の住民とのいろんなことで、私も先ほど申し上げましたとおり、それを今考えているところでございます。しかしながら、いろいろとまた問題点がございます。確かに、やはり今継続的なそのような部分的な事業の中で、大きな活動をするところ、例えば、上部利用を行って、いろんな隔年このような、せせらぎとか、歴史・文化のそのようないろんなものを、催しとか、こんなことをすることによって、やはり900年前のあのようなすばらしい十郷用水がこれから将来子どもたちに、このようなことであったよというなことも、やはりこれから大事ではないんかなと、そのように思っております。

また、将来に向けても、そのようなことで、一度またお考えをいただきたいと、そのように思っております。

それと、もう1点、教育長にお尋ねしたいんですけれども、十郷用水路のワークショップで東十郷小学校、また丸岡町内の小学校のワークショップ等々をやっております。

特に関係のない人を、また言葉は悪うございますけども、ほかの小学校でもこのようなことを、十郷小に特別関係のないところでも、ワークショップとかいろんな跡地利用、例えば、トンネルの中をくぐって、こんなんであればという、このような学校がありましたら、お教えいただきたいと思っております。

○ 議長(山田 栄)川元教育長。


○ 教育長(川元利夫)その点については、まだちょっと把握をしておりませんので、大変申しわけないと思いますが、パイプラインについては、設置している工事現場に体験で見学に行くとか、そういう形はとらせていただいていますが、具体的にその跡地っていうんか、上の方にワークショップをどこの学校がやってというのは、ちょっと今把握しておりませんので、帰ったら、また1回調べさせていただきたいと思います。


○ 議長(山田 栄)田中議員。


○ 4番(田中哲治)わかりました。では、私の質問はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました





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