2013年10月7日月曜日

平成25年6月定例会一般質問―田中哲治議員

 
4番(田中哲治)
4番、新政会の田中哲治です。
通告に従いまして、今回は、教育行政について一般質問をさせていただきます。

坂井市総合計画は、本年度から5ケ年、後期基本計画の実現に向けての施策を進めてまいるとのことですが、特に坂井市の将来を担う子どもたちへの教育はこれからますます大事になっていくのではないでしょうか。
また、3月の定例会の市長の招集挨拶にもありましたが、坂井市教育振興基本計画の第3年度として、坂井市総合計画後期基本計画との整合性を図りながら、教育の基本目標として掲げ、豊かな心と生きる力を育み、未来をひらくまちづくりの実現、そして地域を育む人を育てることを第一の視点として、学校・家庭・地域関係と連携をしながらさまざまな教育活動を行うとの考えをおっしゃっておられました。
そこで、今、地方教育行政について、各方面でさまざまな議論、そして問題提起が活発化しているようであります。
その背景には、権限と責任の所在が不明確で、地域住民や保護者の意向を十二分に反映していないというような問題点が指摘されているからと聞いております。
また、いじめ事案等への対応についてもさまざまな指摘がされております。
今後、地方教育行政は、責任体制を確立して、学校の問題に迅速かつ的確に対応できる改革が必要と言われております。
このような現状下において、本市では平成23年3月に教育振興基本計画を策定し、目指すべき人間像に4つの理念を掲げておりました。
また、確かな学力や豊かな心、そして健やかな体を育む教育を推進していると思います。
そこで、坂井市という、住みよくて裕福度なまちに、ふるさとを愛する教育と未来を担う人材育成の教育をなされていると思いますが、さらに積極的に進めることも大事ではないでしょうか。
まず1点目に、先ほど申し上げました坂井市教育振興基本計画の進行管理において新たに生じた課題と対応はどのようになっているのかについてでございますけれども、計画の実現に向けて、1つ目には、急速に変化する社会の中で新たに生じる課題については適時適切に検討し迅速な対応をするとのことですし、2つ目は、総合的な連携体制の中で関係部局との連携を図り全庁的課題として総合的に取り組むこと、3つ目に、人的体制がありました。
そして、4つ目に、計画、実行、評価、改善のPDCAサイクル、いわゆる、プラン、ドゥー、チェック、アクションによる進行管理でありましたが、策定年度から今日までの進行管理において新たに生じた課題、また対応をどのようにされたのかをお伺いします。
 
2点目に、郷土愛を育む教育を進めるための考え方であります。
今、坂井市内の小学校でも、田植えや稲刈りなど、坂井市にふさわしい、ふるさとを愛する教育が行われておりますが、やはり、学校、家庭、地域の連携で、地域のさまざまな方とかかわり合いを持ちながら、地域でのいろんな伝統、文化、あるいは歴史などの郷土のよさがわかり、また実感できる教育学習など、特に坂井市は、山・海・川・里があり、それらの歴史などや先人の功績などの学習をさらに深めることも大事だと思いますが、それを進めるための考え方についてお伺いいたします。
3点目に、本市の未来を担う人材育成の教育を進めるためにですが、グローバル化社会にあっては、世界に通用する力を持ち、高い志を持って主体的に生きていかなければならないと言われております。
坂井市では、未来を担う人材育成の教育を進めるための考え方についてお伺いをいたします。
4点目に、道徳教育の現状についてでございます。
全国統計で見た現状は、指導内容や方法に関して学校や教師によって充実度に差があり、所期の目的が十分果たされていないとのことですが、道徳教育推進教師などの配置では、小中学校では99.9%とほとんどが配置されております。
授業時間数で見た場合は、標準が35単位時間で、全国平均が小学校で35.7単位時間、中学校では35.1単位時間と出ておりましたが、本市の現状をお伺いいたします。
5点目に、土曜授業についてですが、学校週5日制はゆとり教育の一環として平成14年度から完全実施されましたが、その後、児童・生徒の学力低下が指摘されるようになり、安倍首相は、第一次安倍内閣においても、学習指導要領改訂の検討に際し「脱ゆとり教育」を掲げていました。
平成20年に告示された新学習指導要領では授業時間がふえ、東京都など一部の自治体では土曜授業が実施されているとのことですが、しかし、週5日制は長年社会に定着し、学校行事や地域でのスポーツ活動、体験学習のほか、学習塾なども土曜日を利用することが一般的になっているため、土曜授業の復活には地域や関連産業にも大きな影響があります。また、教員の増員なども必要になるため、完全実施にはハードルが高いという声もあるようでございます。
一方、土曜授業復活を求める声は保護者の間で強いようでございます。
東京都ではありますが、小学校PTA協議会が平成22年度に実施した調査では、保護者の86%が土曜授業を必要と答えているそうですが、本市での今後の土曜授業についてどうお考えなのかお伺いをいたします。
以上、5点について答弁を求めます。
以上でございます。
 
○ 議長(釣部勝義)川元教育長。
 
○ 教育長(川元利夫)
田中議員の教育行政についての御質問にお答えをいたします。
最初に、教育委員会の活動について御説明いたします。
教育委員会は、定例・臨時の会議を通して大所高所から基本方針を決定し、その方針を受けて、私が事務局職員を指揮監督し、教育行政を進めております。
 
しかし、教育財産の取得や予算については、議会の承認を得て、総合的な教育の推進に当たっているところであります。
また、教育委員会は、毎年、小・中学校へ訪問を行い、学校問題、地域の特色ある教育、豊かな心を育む教育など、それぞれの学校で現場の声を直にお聞きしながら進めているところであります。
さらに、年2回は定例の会議を図書館や文化施設で開催し、郷土の歴史や文化財に触れ、改めてふるさと坂井への思いを深めるとともに、成人式や古城マラソン、文化祭など、各種イベントへも幅広く参加をし、本市の教育行政の認識を高めているところであります。
さて、議員御質問の進行管理について新たに生じた課題と対応についてでございますが、坂井市の教育振興基本計画は、市総合計画の教育分野の活動計画として、基本計画の期間を平成23年度から5ケ年として取り組む施策について示したものであります。
この計画に基づき教育行政を推進しておりますが、学校関係・家庭教育の新たな問題は、私が先頭に立ち、学校と事務局が日々協議を重ね、PTAや地域の御理解と御協力を得ながら、問題解決の最良の方策をとっているところであります。

また、公民館の整備を行う場合、地域の御意見を求めたり、福井国体に向けた施設・設備の改修については、体育協会や競技団体と協議しながら、最良のものとなるように努めております。
無論、教育委員会は、新たに生じた課題などの方策などについて、定例の会議などを通して協議を行い、保護者の立場や市民目線で多様で貴重な御意見を多数いただきながら、教育委員会としての意思決定を行っております。

これを基本方針として私が教育行政を推進しており、緊急を要する場合には、その時々の状況に応じて判断させていただいているところであります。
教育委員会は、創造的で人間性豊かな人材を育成するため、生涯学習の推進を初め、教育、文化、スポーツの幅広い分野の教育行政を一体的に推進する上で重要な役割を担っております。
今後も、教育委員会の貴重で多様な御意見をいただきながら、議会と地域の御理解・御協力を得ながら全力で教育行政の充実に努めていく考えであります。
次に、郷土愛を育む教育を進めるための考えについての御質問にお答えをいたします。
郷土に愛着を持つ児童・生徒の育成は教育の重要な課題であります。
児童・生徒が郷土に愛着を持つためには、まず地域のすばらしい資産を知り、触れ、体験することが何よりも大切であります。
学校では、産業、施設、自然、地理など、いろいろな角度から郷土のよさを知る学習をしています。
また、ふれあい交流事業として、地域のボランティアやPTAなどの御協力をいただきながら、いろいろな体験活動を行っております。例えば、稲作体験や野菜づくり、ラッキョウ切り体験など、地域の特色ある体験を通して、ふるさとを愛し、ふるさとに誇りを持つ子の育成を図っております。
今後とも、各学校の取り組みを支援しながら、さらなる充実を図っていきたいと考えております。
次に、本市の未来を担う人材育成の教育を進めるための考えについてお答えをいたします。
少子高齢化の進行、国際化の進展、地球規模の環境問題、大きく変化する社会環境の中で、未来を担う人材を育成することは、教育の大きな目標であります。
学校では、キャリア教育の一環として、地域の事業所や会社などに御協力をいただき、全ての中学校が3日間の職場体験を実施しています。
また、地域の先輩に夢や仕事への思いを話していただく講演会等も行っており、将来に夢や希望を持ち、みずからの進路を切り開く力を育成しているところであります。
地域では、豊かな自然や文化に親しむわんぱく少年団活動や、小学生が家庭を離れ、地域の協力を得ながら公共施設に宿泊する合宿通学を通して、自立性・自主性・協調性を育てているところであります。
また、毎年行っているイギリスとの国際交流事業では、外国の文化を理解するとともに、自分たちの住む地域のよさを再認識しているところであります。

今後とも、このような活動を積極的に推し進め、坂井市の未来を担う人材の育成を図っていきたいと考えています。

次に、道徳教育の現状についてお答えいたします。
道徳教育は、議員さんがおっしゃるように、毎週1時間の道徳の時間を要しております。学校の教育活動全体を通じて行われています。
道徳の時間は、もとより、各教科、総合的な学習の時間及び特別活動のそれぞれの特質に応じて、児童・生徒の発達段階に考慮しながら指導を行っているところであります。

各学校では、児童・生徒に望ましい生活習慣や規範意識、思いやりの心を育てるために、指導内容や教材の工夫、ボランティアや清掃活動などの体験活動の充実を図り、地域や親子で学ぶ道徳教育講演会など、家庭や地域との連携を進めております。
また、学校公開日を通して、年間1回以上は各クラスが道徳の授業を地域に公開し、家庭や地域社会との共通理解を深め、相互の連携を図っているところであります。
次に、土曜授業についてお答えいたします。
御存じのように、平成14年度から完全実施された学校週5日制により、土曜日が週休日になり、学校は週5日間になりました。
学校では、それぞれ工夫を行い、必要な授業時間を確保してきました。
また、十分な教材研究や指導法の工夫を行い、授業の質を上げることにより、学力の向上を図ってまいりました。その成果があって全国でも認められているところであり、学力もトップであります。
土曜授業につきましては、今年度、全国で12都道府県が実施するという報道がありましたが、本市といたしましては、あえて土曜授業を行わず、これまでの実践を踏まえながら、しっかりと教育を行い、みずから学び、考える力や、豊かな人間性などの「生きる力」の育成を図っていきたいと考えております。

また、土曜日などの休日には、スポーツ少年団など、運動による体力づくりや地域の行事への参加、自然体験などを経験させて、豊かでたくましい心や体を育んでいくことが大切であります。
また、それぞれの家庭が、家族ぐるみでどう土曜日・日曜日を過ごすかも大切な要素になってまいります。完全学校週5日制が子どもたちにとって本当に有意義なものとなるために、今後とも、議員の方々を初め、地域の方や保護者のさらなる御協力をお願いして答弁とします。
終わります。
 
○ 議長(釣部勝義)田中哲治議員。
 
○ 4番(田中哲治)
まことに御丁寧な答弁、ありがとうございます。

まず、1点目の坂井市教育振興基本計画の件でございます。
教育長が先頭に立って行っているということでございますけれども。
実は、今、全国でこの効果の統計が出ました。
それで、先般ちょっと見たところ、坂井市ではどうか後から聞きますけれども、その効果は教育施策の目標や方向性を関係者と共有できると答えた方が91.4%ありました。
そして、計画に基づいて評価を行い施策の改善を図っている、これが76.2%でございました。
また、担当者が、施策、事業を実施する際に参考にしている、これが71.5%、そして各学校や施設の運営方針に反映している、これが53.6%と、多くの方々が、教育基本振興計画につきましては効果があったというふうな統計がありました。
今、教育長がそのようなことで先頭に立っているということで、坂井市では効果があったと思いますけれども、このような数値で統計をとっているようなことはないんでしょうか。
 
○ 議長(釣部勝義)杉田教育部長。
 
○ 教育部長(杉田輝美)
数値の方では統計は今現在とっておりません。
 
○ 議長(釣部勝義)田中議員。
 
○ 4番(田中哲治)
今後はとることはないですかね。
3年目ですから、いろいろと、これからまたやるんだと思いますけれども、ぜひともお願いしたいなと思ってるんですけど。
 
○ 議長(釣部勝義)教育長。
 
○ 教育長(川元利夫)
今、議員が言われるように、23年度から始めまして5年たつという、また見直しが行われるわけでありますが。
やはり、数値目標も立てて、それにどこまでしたかということでの評価もしていかなあかんのでないかなと思いますので、また検討していきたいと思います。
 
○ 議長(釣部勝義)田中議員。
 
○ 4番(田中哲治)
教育振興につきましては、わかりました。
次、2点目、3点目の郷土愛を育む教育を進めるため、今ほど教育長が申されましたとおり、郷土のよさを知る学習をやるということで、先ほど、ラッキョウ切りとか、稲作とか、いろんなことがありました。これら等々は、今、24小中学校、これは全て行っているんですか。
 
○ 議長(釣部勝義)教育長。
 
○ 教育長(川元利夫)
今、小学校が19あるんですが、全ての学校で地域の特色を生かした、そういった地域交流の事業というものがありまして、それぞれ特色を持ってやっております。中学校も、それぞれ、今、キャリア教育とか、いろんなところでやっているわけでありますが、小学校ほど、いわゆる体験学習をするとか、田んぼに出てっていうのはありませんが、中学校もそれぞれやっているところであります。
 
○ 議長(釣部勝義)田中議員。
 
○ 4番(田中哲治)
じゃあ、これはわかりました。

本市の未来を担う人材育成の教育を進めるためでございますけれども、これら等々につきましてもいろんな体験学習や講演を行っているということでございますけれども、具体的にどのようなことをなさったんか、ちょっとお知らせ願いたいと思います。
 
○ 議長(釣部勝義)教育部長。
 
教育部長(杉田輝美)
具体的に申しますと、丸岡中学校の例でございますが、OBの方が2人ほど学校の方に見えられまして、中学生時代に持つ夢の大切さとか、そういうようなものを、いろいろ。また、今の仕事を通じて、経験といいますか、そういうなものを講演をしていただく、そういうようなことを、各中学校の方でやっております。
 
○ 議長(釣部勝義)田中議員。
 
○ 4番(田中哲治)
そうすると、今の例は丸岡中学校だけですね、中学校では。

では、次、4点目の道徳教育の現状ということで、非常に御丁寧に教育長説明なされたと思いますけども。
実は、特色ある道徳教育の事例ということで、ゲストティーチャーといいますのは、例えば、僕も今度は福井県、サッカーの開催がありますけど、今、つくばFCがコーチングスタッフを、幼稚園とか、また保育所、小中学校、高校へ、体育の教科にサッカーを取り入れて、サッカーの楽しさ、そしてスポーツの楽しさ、これら等々を今教育しているんですよね、こういうサッカーの選手が。
これら等々を、やはりこれから道徳にも、坂井市としてもこれからサッカー会場になりますから、サッカーだけじゃないですけれども、それらスポーツの選手、コーチングスタッフを取り入れながら、今後やっていくと、やはり授業も楽しくなるんじゃないかなというふうに感じ取っているところでございます。

それと、もう1点は、道徳授業というと、僕らのときも道徳あったんですけど、土曜日4時間でしたか、一番最後でなってるんですけれども。坂井市は今、どうなってるかちょっとわかりませんけれども、全体的に、6時間目とか、5時間目にするんですよね、全国ベースから見たら。
これ、今、坂井市は小中学校全部統一でなされているんですか。別でしょう。
 
○ 議長(釣部勝義)教育長。
 
○ 教育長(川元利夫)
それぞれ学校独自で時間を持ってやっておりますので、6限目にやるとか、ここでとか、統一したものはありません。
 
○ 議長(釣部勝義)田中議員。
 
○ 4番(田中哲治)
それと、もう一つは、道徳教科化について非常に議論されております。
これは、全国で反対の人が、教育長も知ってるように63%おるんですよね、この道徳の教科化について。
これら等々は教育長はどのように考えておられるんですかね。これは、後ほどまたありますかね。
 
○ 議長(釣部勝義)教育長。
 
○ 教育長(川元利夫)
道徳の時間を教科に昇格したらどうかということについては、また、あした、ほかの議員からも、南北議員から質問があったんですが。

教科ということになるとなかなか難しいんであります。
教科になると、専門性であったり、その評価するのに、何がいい、5段階でいくとすると、道徳的に非常にすぐれた子っていうのは5、そしてすぐれてないのは1っていう、それは学校の先生が評価するけども、正当な評価っていうんかな、基準っていうのは難しいですね。
とても難しいと思いますよ。考え方があったり。
それから、教科、道徳になりますと、いわゆる教科になると、教科書選定っていうんか、検定をとらなきゃなりません。そうすると、その中での、その社会の教科書であっても大変難しい中で、人の心なり、こういうもの、方向性を決めるのには、これは難しいです。
考え方もいっぱいあって。
ねばならないとかっていうのは、僕はこういう人であってほしいというのはあったとしても、じゃあ、違う人が、「いや、それではなくて、こうだ」っていう評価があるんでないかなと思う。国語の時間や数学の時間であれば、ここまでできたらこうって評価ができるけれども、そういう部分もあったりして、なかなか道徳を教科にするというのは難しいけれども、でも、道徳を教え、道徳教育としていろいろ考え方を教えることは当然大事ですし、今の教育であれば、やっぱり「心」というものをどう教えていくかということが先生の力量にもなっていくんで、今、そういう部分が少しずつ失われつつあるんでないかな、日本人のよさというものも、こういう道徳教育の中で教えていかなきゃならんのじゃないかなというんで非常に大事だけれども、教科としてはなかなか難しいんじゃないかなって思います。
 
○ 議長(釣部勝義)田中議員。
 
○ 4番(田中哲治)
 
はい、わかりました。これは、またあした細かくあると思いますので。
最後に、教育委員会の制度の改革をめぐって非常に全国でいろんなことが言われております。
例えば、教育長の意見と首長の意見が合ってるかというんで、いろんな教育長の、全国的なベースですよ、これ、約9割の方が首長と意見がおおむね一致しているというふうな回答があったんです。
本市は、教育長と首長はどんなんでしょうかね、それを最後にいたします。
 
○ 議長(釣部勝義)教育長。
 
○ 教育長(川元利夫)
それはほかの人が評価するわけであって、どうだっていうんではないんですが、非常に御理解をいただきながら、僕は勇み足、頓着でなくて、ちょっと横へそれてしまうときには、きちんと先ほどのようにありますので、御指導いただきながら頑張っているつもりでもありますし。
昔からいうと、行政という、行政委員会の1つでありますので、いわゆる市政のものと教育のそういう教育行政とは一旦離れておりますので、そういう部分を含めながら、お互いがこうっていう部分では非常に良好ではないかなって自分では思っています。
 
○ 4番(田中哲治)
終わります。
 

平成25年6月定例会 一般質問 ― 古屋信二議員

 
2番(古屋信二)
2番、新政会の古屋でございます。
6月定例会一般質問を発言通告により行います。
大麦の収穫も好天気に恵まれ、無事終わり、うっとうしい梅雨の季節は、体調に気をつけて議員活動に頑張っていきたいと思っております。

では、質問に入らせていただきます。

1つ目に、洪水調整池の設置維持管理についてであります。
梅雨時期や集中豪雨による浸水・溢水の被害防止を図るため、1ヘクタール以上の宅地開発などにおいて洪水調整池の設置がされています。
調整池とは、集中豪雨などの局地的な出水により河川の流下能力を超過する可能性がある洪水を、河川に入る前に一時的にためる池であります。
 
今回、調整池には、ダム湖や人口湖もありますが、宅地開発に伴う調整池について質問したいと思っております。
1点目に、坂井市には民間宅地開発業者が管理する調整池と行政が管理する調整池があると思いますが、それぞれ何ケ所あるかお尋ねをいたします。

2点目に、民間が管理する調整池の維持管理についてでありますが、地域該当する住民の安全・安心を考えたとき、行政の役割が重要になってきています。
例えば、民間維持管理者と行政との管理協定が締結され、点検・補修を働きかけたとしても、費用のめどがつかなければ何もなりません。
この場合、やはり調整池の土地の権原は行政に移管すべきだと思いますが、御所見をお伺いします。
3点目に、行政が維持管理する調整池についてでありますが、点検・補修・清掃に関して、少なくとも出水時期の前後には点検や補修を行うべきでありますが、内容・頻度についてお伺いをいたします。
4点目の質問ですが、せんだって6月3日に坂井市内の主だった調整池を調査いたしました。調査した洪水調整池ですが、基本的な構造の流入口や放流口、また堤には問題ないようですが、雑草が生い茂り、周辺の住宅地・農地に迷惑をかけているように思います。
特に、丸岡町葉咲野区内の調整池は、池の周辺のフェンスや扉が破損し、誰でもが容易に侵入でき、生い茂った雑草で溝が確認しづらく、踏み外し、けがのおそれがあります。
また、三国町緑ケ丘五丁目の調整池ですが、公園兼用となっていて、出水時期でない時期でも、滑り台の周りは湿原状態で、とても子どもたちが安全に遊ぶことができる状態ではありませんでした。加えて、ゲートは開きっ放し、調整池自体は、ヨシが生い茂り、環境保全にはいいかもしれませんが、地域の環境を考えると、景観上よろしくないと思っております。
次に、坂井町新東中野区の調整池ですが、周囲のフェンスが全くなく、草原状態でございます。洪水のときの満水状態を考えると、立ち入り制限の措置をするべきではないでしょうか。それぞれの所見をお尋ねいたします。

5点目の質問ですが、坂井市洪水・土砂ハザードマップを見ますと、浸水要注意の地域が、昨今の浸水とは食い違いがあるのでは。過去5年間の丸岡地区における水防活動場所を調べると、上田町の高椋用水、松川町の高椋用水、一本田の田島川、また記憶に新しい昨年7月21日には、松川町、上田町、西瓜屋、霞町一丁目から四丁目、東陽の二丁目、石城戸、巽町、一本田の広範囲に冠水し、住宅への浸水のおそれがあり、土のうを積み浸水防止を図った経緯があります。
このことから、ハザードマップにおける浸水要注意の区域は、今のところ、西瓜屋・一本田福所地区が該当してますが、昨今は田島川水系を中心とした要注意区域に見直しを図って、区域住民に意識づけを図るべきではないでしょうか、御所見をお伺いいたします。
この質問の最後に、丸岡町市街地における田島川の越水浸水対策として、調整池の設置を要望いたします。

丸岡市街地においては、丸岡城の外堀の形をなしていたという歴史から、直線部分が少なく屈曲状態であること、下流域の高低差の少ない平野を流れることや、本流である竹田川の流出抵抗も、土砂の堆積や市街地での溢水・越水の原因となっていること、また市街地の都市化に伴い、田島川につながり外堀の役目をしていた水路が遮断され、遊水機能を低下させたと思われます。
このことから、改善策の1つの案として調整池の機能を持つお堀を復元敷設したらどうか、所見を伺います。
次に、2番目の質問に入ります。
林道維持管理事業についてであります。
林道は、森林の整備・保全を目的として森林地帯に設けてある道路のことです。当然ながら、林業関係者・漁業関係者・山菜組合メンバーたちの重要なインフラでございます。
また、林道を利用して、登山や釣り・森林浴・山菜どりでにぎわっています。そのことから、林道維持管理は重要な施策だと思います。
しかしながら、ほとんどの林道整備は国や県が事業主体となり、完成後の維持管理は地方自治体に移管されるため、自治体の限られた予算では、異常気象などの原因で土砂崩れ、落石などで通行止めになり、十分には解消できていません。
そこで、安全で安心して林道を通行できるよう、維持管理についていくつかお伺いいたします。

1点目に、坂井市が維持管理する林道は総延長でどれぐらいあるかお尋ねをいたします。

2点目に、ほとんどの林道の維持管理の所管は丸岡総合地域振興課が担っている中で、定期的なパトロールや異常気象時前後でのパトロールの頻度はどうなっているかお尋ねをいたします。
3点目の質問ですが、25年度当初予算、林道維持管理事業で、昨年より200万円増額されています。その内容をお示ししてください。
4点目の質問ですが、せんだって6月4日に、曽谷豊原線から基幹広域林道河内南谷線と岩屋線を調査してまいりました。
 
調査した林道には廃棄物の不法投棄もなく、ニホンカモシカと遭遇したり、きれいな渓流を眺めることができます。すばらしい林道でございました。

しかしながら、河内南谷線を上り進んでいくと、簡易的な通行止めのバリケードがあり、その先には大小の落石があり、徒歩での通行を余儀なくされました。
途中、ハイカーの四輪駆動車に出会いましたが、難なく通っていきましたから、恐らく落石をどかしながら、加賀市方面か、勝山市北郷町の方へ抜けたのだと思います。

家に帰って福井県のホームページで主要な林道における通行状況を調べたところ、河内南谷線は落石のため通り抜けできませんとのこと、岩屋線も6月中旬まで冬季通行止めになっていました。このことから、通り抜ける見通しと情報発信についてお伺いをいたします。
最後の5点目の質問ですが、林道の適正な維持管理をするため、外部委託を検討していただきたいと思います。

その理由として、地域振興課は、本庁の各部所管と連絡調整を図りながら、まちづくり、防災・防犯、財産管理、産業、農政、林政、その他、道路補修など、多岐にわたり、それぞれ専門性を問われることや、仕事量もふえていると思います。

そこで、林道維持管理事業においては、工事請負だけを業者に請け負わせ、日ごろの点検パトロールについては地域振興課が担っていることから、専門性を生かした団体に維持管理を委託したらどうか、御所見をお伺いいたします。
以上で、一般質問、最初の質問を終わります。
 
○ 議長(釣部勝義)坂本市長。
 
○ 市長(坂本憲男)
古屋議員の御質問にお答えをいたします。
最初の質問でございます洪水調整池の設置維持管理についてでございますが、まず民間が管理する調整池と行政が管理する調整池の設置箇所数についてお答えをさせていただきます。

開発行為で設置された調整池においては、大規模店舗開発などの民間が管理する自己用調整池と、宅地開発などで、都市計画法上、行政に移管された調整池に分かれておりまして、民間が管理する自己用調整池が12ケ所、行政が管理する調整池が21ケ所となっております。

次に、民間が管理する調整池の維持管理や土地の権利等についてお答えをさせていただきます。
民間が管理する自己用調整池の維持管理については開発事業者が行うこととなっておりまして、行政の役割としましては洪水対策施設であることから、その能力が低下しないように維持管理することや、他の目的に転用されないように適切に指導していくことであります。また、土地の権利につきましては、その開発事業者に帰属しております。

次に、行政が管理する調整池の点検及び補修・清掃状況についてお答えをさせていただきます。
行政が管理する調整池は、開発目的が住宅団地の場合であり、また形態として公園兼調整池と単独調整池がありますが、公園兼調整池が多くなっております。

公園兼調整池は、開発許可時の公園管理協定書締結によりまして、軽微な清掃などは、自治会が形成されるまでは開発者が行うことになっておりまして、自治会形成後は自治会が行うことになっております。
なお、通常の点検、補修等は行政の役割となっております。
また、単独調整池の中には開発事業者が管理してきた調整池もあります。点検、補修等については、排水調整能力を維持していくため、排水口の状況を確認し、必要に応じた対策を講じていくといった内容でございます。

次に、維持管理が不十分な調整池についてお答えをいたします。
議員御指摘のとおり、調整池などの維持管理については、いろいろな事情により管理不十分な事例も見受けられています。
管理不十分な調整池等については、地元自治会や土地の権利関係者の協力のもと、適正な管理に努めていくとともに、場合によっては、市としても適正な管理のための必要な措置を講じてまいりたいと考えております。
 
次に、坂井市洪水・土砂ハザードマップの見直しについての御質問にお答えをいたします。
坂井市洪水・土砂ハザードマップは、九頭竜川、竹田川及び兵庫川が大雨により増水し堤防が決壊した場合の被害を予測して、その浸水の範囲や深さなど、被害の範囲を地図化したものでございます。
もちろん、避難施設や非常時持ち出し品リスト等を記載しており、仮に有事が発生した場合でも市民の皆さんがスムーズに避難できるよう、平成20年2月に作成をしたものでございます。
洪水の規模としましては、九頭竜川がおおむね150年に1回、竹田川及び兵庫川がおおむね50年に1回程度の大雨を想定しております。
昨年7月の丸岡地区での大雨は、田島川上流部において一部浸水想定区域を超える浸水箇所がございましたが、今後、浚渫等の河川管理を徹底することにより、未然防止が図られるものであるというふうに考えております。
 

また、ハザードマップの見直しにつきましては、河川の改修・整備状況などを考慮しながら、必要に応じて見直しを検討していくとともに、市民の皆様には、適宜、的確に新しい情報を提供していきたいというふうに思っております。

なお、河川の浚渫及び改良については、今後も、河川管理者であります県に対して強く要望してまいりたいというふうに考えております。
次に、丸岡町市街地における豪雨時の対策としてお堀を復元したらどうかという御質問でございます。
田島川は、市街地に入り河川が蛇行して流れているため、近年の局地的な豪雨時には、部分的に道路が冠水するなどの被害が発生をいたしております。
しかし、議員御提案の雨水対策の調整機能を兼ねたお堀の設置につきましては、市街地の住宅密集地における用地確保の問題や、また膨大な費用が必要になっていくことなどから、実現は困難であるというふうに考えております。
先ほど申し上げましたように、河川管理者である県に対して浚渫等の徹底を強く要望していきながら、万全な洪水対策に努めてまいりたいというふうに考えております。
次に、林道維持管理事業についての御質問にお答えをいたします。
市が維持管理する林道の総延長についてでございますが、御承知のように、林道は森林の整備・保全を目的として森林地帯に設けられた道路でございまして、坂井市が管理している林道は、平成25年4月1日現在、29路線、54. 5キロとなっております。

次に、林道のパトロール状況についてでございますが、毎月1、2回程度、幹線林道である河内南谷線、曽谷豊原線を中心にパトロールをしております。
大雨や台風のときには、二次災害を避けるために、翌日以降にパトロールを実施しております。
なお、山際の25集落の区長さんには、市を通じて県が山地災害情報モニターを依頼をしておりまして、落石や土砂崩れ、林道の崩壊等の災害発生を確認したときには通報をお願いをしておるところでございます。災害発生の通報があった際には、随時現場確認を行い、県と連携していきながら災害対応に当たっているところでございます。
次に、林道維持管理事業について、予算額の増加の理由についてお答えをさせていただきます。
 
昨年度におきましては、雪解けや大雨等による土砂崩れ等により通行不能となった林道等の災害復旧工事に約677万円を要し、当初予算額は150万円の不足分を、県単林道事業の内容変更等により対応したところでございます。
このようなことから、今年度は、当初予算で200万円を増額して350万円を工事請負費として計上し、突発的な林道災害にまた迅速に対応できるようにしたものでございます。

次に、河内南谷線の加賀市への通り抜けの見通しについてお答えをさせていただきます。
本年当初は例年より積雪も多く、山合いでは気温の低い日が続き、5月中旬まで残雪がありました。
その雪解けとともに落石も多く、今後、梅雨時期を迎えることから不安定となっている土砂等の崩壊等が予測されるため、現在、一定区間を通行止めにさせていただいております。

今後、梅雨時期が終わり次第、落石や土砂等を取り除き、危険がないと判断できた時点で、通行止めの規制を解除する予定でございます。
次に、外部委託による林道の維持管理の検討についてお答えをさせていただきます。
林道の適正な維持管理については、さきに申し上げましたように、職員のパトロールに加え、山際の集落の区長さんには、山地災害情報モニターとして、災害発生時に市に通報をお願いをいたしておるところでございます。
また、福井県坂井農林総合事務所におきましても、管内の林道や保安林、山地災害等の巡回を行う森林保全巡視員を確保しておりまして、予算の増額等を含め、維持管理に万全を期すよう努めているところでございます。

今後、さらに林業者等が安全に通行できるよう、森林保全巡視員の増員や充実を図るよう県に要望していくとともに、県、坂井森林組合及び林業関係者と情報を共有を図っていきながら、より適切な維持管理を行うことを検討してまいりたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
 
○ 議長(釣部勝義古屋議員。
 
○ 2番(古屋信二)
れでは、再質問をさせていただきます。
調整池のことでございますが、私が見た、ちょっと管理が悪いって言った3ケ所について、今の市長の答弁では適切に措置を講ずるというふうにお答えをいただきました。
自治会とか地域の開発業者との管理協定できちんと行えるところはいいんですが、やはり自治会ではできる限界があると感じておりますが、そこら辺を踏まえて適切な措置を講ずるということでございますので、建設部長にちょっと御答弁をお伺いいたしたいと思います。
 
○ 議長(釣部勝義中嶋建設部長。
 
○ 建設部長(中嶋重徳)
維持管理につきましてお答えいたします。

丸岡町葉咲野調整池につきましては、開発業者が開発後も管理しておりましたんですけども、破産申請後からは、管理が不十分な状態に陥っております。排水能力に支障はございませんが、環境衛生を改善するため、6月初旬に職員にて除草作業を実施しております。また、一部破損しております防護柵も修繕する予定でございます。

サンライフ東中野区内の調整池につきましては、地元自治会において、先週、草刈りを実施していただいております。
ほかに、三国町緑ケ丘五丁目の公園兼調整池につきましては、今後除草する予定でございます。市の方で業者委託してやっていきたいなと考えております。
以上です。
 
○ 議長(釣部勝義)古屋議員。
 
○ 2番(古屋信二)
ぜひ一生懸命やっていただきたいなというふうに思っております。

調整池のことでございますが、確かに災害には大事なものでございますので、地域住民が、そういう目的がどういうものかっていうのを知らしめるために、看板があるんですが、字が消えてたり、もう破損して見えなかったりしているところがあります。
やはり、その調整池の重要性を十分理解してもらうため、そういう看板みたいなのを再整備していただきたいと伺います。
また、住民に対し、機会あるごとに広報活動もするべきだと思いますので、坂井市はどのように今後啓発していくのかっていうのを、ちょっとまた改めて建設部長にお伺いします。
 
○ 議長(釣部勝義)建設部長。
 
○ 建設部長(中嶋重徳)
看板につきましては、設置していく方向で考えております。広報活動につきましても考えていきたいと考えております。
 
○ 議長(釣部勝義)古屋議員。
 
○ 2番(古屋信二)
次に、丸岡出身っていうことで、副市長にお尋ねをいたします。

丸岡城を全国的に観光地として観光をPRするためにも、大局的に、今すぐ予算がどうのこうじゃなくて、百年の計っていいますか、やはりお堀を復元していただきたいっていう意気込みがあるのかどうか、副市長、御答弁をお願いいたします。
 
○ 議長(釣部勝義)北川副市長。
 
○ 副市長(北川貞二)
お答えいたします。
城を、城周辺の中で、合併前ですけども、基本構想か、これはつくった経緯があるわけですけども、その中では、100年計画だったと思うんですけども、内堀をつくったらどうかというような案は出てますけども、今までも、一部、その内堀を、今言う、今回、友影病院の用地を買ったところに、少しでも残っていないかという中で、一部、掘ってどうかという検証もしたわけでございますけども、余りいい結果も出てないということでありますので、今後、今言う城周辺整備の中では考えていかなければなりませんけども、これについては、先ほども市長答弁も申し上げたとおり、市街地、また非常に民家もございますし、またそれに対しての財源っていうのは非常に莫大な財源も伴いますので、今後、将来的な1つの夢としては当然持たなければならないんですけども、それに少しでも近づけるような城周辺整備を今後考えていって、多少なりとも、観光客なり、またもう一つは、地元の意向もやっぱり活発にしていただくような方策も考えていきたいと思いますので、ひとつ御理解をいただきたいと思います。
 
○ 議長(釣部勝義)古屋議員。
 
○ 2番(古屋信二)
やっぱり夢っていうのが大事かなというふうに思ってますので、次の世代にもそういう夢を伝えていきたいなと、私自身も、そういうお堀を再現とか、丸岡城の周辺の観光には力を入れていきたいなというふうに考えております。
次に、田島川がよく暴れるということで、今のハザードマップにも最新の情報に努めるということでございますが、今の河川改修整備っていうのは、かなり時間がかかります。それで、最新の情報に努めるっていうことであれば、やっぱりハザードマップも見直すべきじゃないかなというふうに考えておりますが、もう一度所見を、建設部長、よろしくお願いいたします。
 
○ 議長(釣部勝義)建設部長。
 
○ 建設部長(中嶋重徳)
田島川につきましては、県の河川でございまして、ここにおられる木村委員長さんが、せんだっても土木の方へ強く要望していただいたような状況でございます。
せんだっての昨年8月の丸岡の冠水につきましては、その1週間ほど前に藻刈りをしていただいた状況ですね。
それが、完全にもう藻刈りの藻を全部上げ切れなかったんだと思いますけども、それが一部、曲がり角で固まって、そこで段差ができたんですね。
悪気があってそんなことをしたわけじゃないですし、藻刈りしていただいて、管理はしていただいてるんですけども、たまたま、今そういうふうなところで流れを阻害したわけで、それがもとで、ちょうど町の中が冠水したような状態です。決して管理が悪かったわけじゃないと思いますので、そのような状態ですので、今、ハザードマップをなぶるまではいかないと思います。
 
○ 議長(釣部勝義)古屋議員。
 
○ 2番(古屋信二)
よくわかりました。じゃあ、最後にでございますが、林道の件でございますが、地域振興課が担っている仕事量っていうのは多うございます。
そういうパトロールの頻度っていうのは、今、月1回か2回っていうふうにございましたけど、なかなかその職員は大変だと思いますが、そこら辺どの職務分掌の軽減っていう観点から外務委託をした方がいいんじゃないかなっていうふうに思ってますが、そこら辺が、総務部長、そういう職務分掌の多さとかっていう感じではどう思ってらっしゃいますか。
 
○ 議長(釣部勝義)総務部長。
 
○ 総務部長(新開和典)
古屋議員の御質問にお答えいたします。
近年、職員の適正化計画に基づいて、平成27年度670人という目標に向かって、着実に進めてきているところです。
その中で、今、御指摘ありましたように、総合支所も、それから本庁それぞれ各課も、そういった影響を受けているというのは実情であると思います。それらの影響がどこまで実務に響いてきてるのか、毎年それぞれの部局長を対象としてヒアリングをさしていただきながら、翌年4月の異動、人事配分、それから事務の見直しといったようなところの準備をしてきておりますので、今、御指摘のある部局も含めまして、来年4月に向けた準備をさせていただけたらと思います。
 
○ 2番(古屋信二)
以上で終わります。