2011年7月1日金曜日

平成23年3月議会の一般質問(橋本充雄議員)

13番(橋本充雄)13番、新政会、橋本です。



私は、昨年初めて行われました坂井市産業フェアの総括と今後について質問をさせていただきます。


メインテーマ「新たな時代への挑戦」、サブタイトル「坂井ブランドを知る 技・質・観・食の創造と展開」のもと、坂井市でつくられた製品・技術、並びに特産品などを一堂に展示・販売し、市民を初め多くの方々に広く宣伝・紹介し販路拡張を図り、あわせて出展者相互の交流を深め、市内産業のさらなる振興と地域文化の融合に資することを目的に、昨年の9月18日から19日の2日間に行われました第1回坂井市産業フェアは、116に及ぶ企業、団体、学校などの協力を得て、天候にも恵まれ予想を上回る約3万人を超える来場者を迎え、盛大に開催をされました。

このことは、合併後産業界初の大型イベントであったこと、市民の皆様に坂井市の産業の質と技術の高さを知っていただいたこと、期間中多彩なイベントを企画していただいたことなど、第1回の産業フェアとして成功に終わったことは、出展をいただいた多くの皆様や関係各位の御努力の成果であると、心からまずもって感謝を申し上げたいと思っております。

また、産業フェアの評価につきまして、来場者からは「よかった」「楽しかった」「坂井市産業のすばらしさを知った」「毎年開催をしてほしい」、出展者からは「企業や商品のPRができた」「ほかの企業との交流ができた」「次回も参加したい」などある一方、課題としては、双方から駐車場の不足、炎天下のためか休憩場所の不足、案内板の不備などがあり、出展者からは特に展示スペースが狭い、販路拡大につながるか疑問など、来場者や出展者からそれぞれ聞く評価はいろいろさまざまな声が聞かれたようであります。

そして、実行委員会でも今回の事業に対して課題や今後の方向性について、アンケート及び事業評価を実施し、報告書にまとめたようであります。

そこで、坂井市として、今回の産業フェアをどのように総括し、今後の産業界の振興・発展につなげていくのか、また厳しい都市間競争を勝ち抜いていくためにどのような産業フェアを目指していくのか、以下5点の質問をいたしますので、具体的に答弁をいただきますようにお願いをいたします。

まず1点目に、今回の事業の効果の検証とともに、次回の開催に向けた方向性を見出すために、アンケートが来場者や出展者に行われております。そして、それをもとに事業評価をしているようでありますが、来場者・出展者・実行委員会それぞれとしての評価、反省点についてまずお伺いをいたします。

2点目に、第1回ということもありますが、実行委員会の集まりの悪さや行政主導という側面が強い。2回目以降については、商工会・JA・企業などの主導が望ましいとの声があるようで、準備・運営・イベント会社依存など、今後の産業フェアのあり方についてどう考えているのかお伺いをいたします。

3点目に、アンケートによりますと、来場者の65.5%が坂井市内の方々であることや、市内の産業のすばらしさを知ったという声からも、市民への宣伝・紹介の効果はあったと思います。

しかし、県内や全国に発信できたのか。また、企業の中には一般市民向けでない商品もあり、企業のイメージアップや商品のPRに終わったところもあることから、企業の販路拡大や商工業の振興・発展、雇用の拡大につながるフェアとなったのか。

そして、最も大事なことは、今後の産業フェアを市民を巻き込んだイベント的なものにするのか、企業のビジネス展開を図るものにするのか、坂井市として、今回の産業フェアをどう総括し今後の方向性を考えているのか、お伺いをいたします。
4点目には、昨年の9月に地域のまちおこしとグルメの質問をさせていただきましたが、今まさに全国で食とグルメのフェアがあちこちで開催をされております。先日、B1グランプリについて我々新政会と坂井市商工会青年部とで、昨年行われましたB1グランプリ開催地の神奈川県厚木市で、実行委員会の皆さんと研修をさせていただきました。

2010年9月に行われた第5回の厚木大会では、来場者数43万5,000人、経済波及効果は36億円であり、開催後1年間の経済波及効果も78億円を見込んでおります。

今、福井市でもB1グランプリへの参加を明言をいたしました。研修に参加した青年部の皆さんも、実行委員会をつくり検討したいと言っております。坂井市でも、B1グランプリとまでは言いませんが、食とグルメのフェアの開催を検討してはどうかと考えますが、いかがですか。

5点目に、次回開催について、平成23年度当初予算には計上されておりません。アンケートの中でも、市内の産業の振興からも毎年開催が望ましいとか、商品のマンネリ化から隔年開催などの意見があるようでありますが、先ほども述べましたが、食とグルメ、そして産業フェアの隔年ごとの開催など今後の計画についてお伺いをいたし、質問といたします。


○ 議長(山田 栄)坂本市長。


○ 市長(坂本憲男)橋本議員の産業フェアに関する御質問にお答えをいたします。

初めに、来場者・出展者・実行委員会としての評価、反省点についてお答えをさせていただきます。

実行委員会が実施した来場者アンケートの結果では、すべての世代から、「よかった」、また「楽しかった」との御意見が多く寄せられまして、及第点をいただいたものと判断することができました。また、30代、40代の世代からは子どもが楽しめるフェアであったとの意見も寄せられ、改めて多くの世代が今回のフェアを体験・体感することで何らかの感動を得たものというふうに感じております。

しかしながら、今ほどお話にありましたように、駐車場確保の問題を初め雨天の対策、休憩場所の確保、交通弱者の対策、会場案内板の充実、企業展示ブースの拡充、中・高校生向きの催事の充実などについて厳しい意見も寄せられました。

一方、出展者アンケートの結果では、出展効果についてまずまずの手ごたえを感じるフェアであったとの一定の評価をいただいたところでありますが、市場調査を初め新商品開発のための情報収集、流通経路開拓の観点からは効果が余り期待されていなかったのではないかというふうに判断もいたしております。
このことは、土日の開催であり多くの企業が休日であったために企業関係者の来場が少なかったことによるものと考えられますので、次回の開催においては、出展する企業のメリットがより高まるよう工夫していきたいというふうに考えております。

最後に、実行委員会による事業評価では、個別事業評価、必要性等評価、双方ともAからEの5段階評価でB判定という結果となり、所期の目的が達成されたものと考えておりますが、再考を促す意見も見受けられたことから、アンケート調査結果を踏まえて、次回の開催に向けて協議をしていきたいというふうに考えております。

次に、行政主導の感が強い、準備・運営など今後の産業フェアのあり方についてという御質問でございますが、昨年の開催は市として初めての試みであったため、実行委員会の事務局である行政側の企画なども多く取り入れられたところもありましたが、次回の開催に向けては、運営の母体となる実行委員会について、各産業界初め関係各機関、団体の職員により構成し、開催の趣旨を広くメディア等を通して広報をするとともに、豊富なノウハウを有する民間の活力と協働しながら運営委員会の事務局体制を構築していかなくてはならないというふうに考えておるところでございます。

次に、今回の産業フェアをどう総括していくかとのことでございます。

今回の産業フェアは、開催までの間、テレビを初めラジオ、新聞と積極的なプロモーション活動を展開したことから、市内外から目標値を大きく上回る3万人もの方々に来場していただき、一定の目的が達成されたものと判断することができたというふうに考えております。

なお、来場者アンケートの結果は少数ではありますが県外からの来場者分も含まれておりますので、申し添えておきたいと思います。

なお、販路拡大や商工業の振興に関しましては、出展者アンケートの「出展効果はいかがでしたか」の結果からは、「十分手ごたえがあった」と「まあまあ手ごたえがあった」を合わせると57.5%を超え、「今後の期待を含め、まずまず」を含めますと92.4%と高い数値を示しており、初めての開催でもあったことから、一定の評価が得られたものと判断することができたというふうに私は思っております。

産業フェアにつきましては、116に及ぶ企業・団体・学校などの参加のもと、県下でも有数の産業フェアとして盛大に開催することができました。

このように開催することができましたのも、本フェアに出展された多くの皆様方が、それぞれのブースにおいて最新の技術や製品、また歴史と伝統に培われたたくみのわざの紹介を初め、来場者の興味を引く参加・実践型の展示をしていただいたことや、関係者皆様の御協力により充実した多彩なステージイベントが開催できたことによるものでありまして、今回の開催を通し、多くの皆様に坂井市産業界の質の高さや技術力に裏打ちされた信頼性について理解を深めていただくことができたものというふうに思っております。

次に、食とグルメに関するフェアも開催を検討してはどうかという御質問でございますが、御承知のとおり、産業フェアにおきましてはEQグルメと銘打った「食」に関するコーナーを開催会場の屋外に設営したところ、いずれのコーナーも盛況で、多くの来場者の味覚とおなかを満足させたものと感じております。

近年、消費者の食に対する安全・安心志向の高まりや生産者の販売の多様化の取り組みが進んでいく中で、消費者と生産者を結びつける地産地消への期待が高まってきております。

食とグルメに関するフェアの開催につきましては、今回の産業フェアで得た貴重な経験をもとに「食」に関する企業を初め関係機関や関係団体、さらには多くの市民の御意見をお聞きしながら前向きに検討してまいりたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。


○ 議長(山田 栄)橋本議員。


○ 13番(橋本充雄)市長に、5点目の質問の回答がありませんので、まずお願いします。


○ 議長(山田 栄)坂本市長。


○ 市長(坂本憲男)この次回の開催についてでございますが、今年は当初予算については、御承知のように開催する予定はしておりませんし、先ほどもちょっと触れさせていただきましたが、今の思いでは隔年ごとに産業フェアを開催していきたいというふうに考えております。

それまで、この1年間、23年度において、その反省点というか、それなんかもありますので、今後これを十分検討しながら、今年度以上に、来年、再来年かけて産業フェアを目指してまいりたいというふうに考えております。


○ 議長(山田 栄)橋本議員。


○ 13番(橋本充雄)今回、先ほども申しましたが、第1回の産業フェアのアンケート及び事業評価結果報告書っていうのを、私も大分読ませていただきました。市長もお読みになりましたか。非常によくまとめられていると思います。産業フェアのあり方、その課題、評価、今後の方向性なんかもきちんとまとめてあります。そういったことをもとに、今回質問をさせていただいているんでありますけども。

今回のことは、御祝儀相場っていいますか、第1回ということもあって非常に皆さんの関心も高かったし、合併後初めてのイベントということで、市民の関心、企業もそういった意味では非常によかったというふうな評価があります。
あとは、その運営面とか、駐車場、会場の配置なんかについていろんな問題があったようでありますが、これはまた具体的に1個1個を検証していけば解決できるんかなというふうに思ってますが。

やっぱり一番大きな問題は、今後この産業フェアを坂井市としてどう取り組んでいくかというのが大きな課題だというふうに思います。先ほども申しましたけども、今回アンケートの結果だけなんですが、来ていただいた方々のほとんどが坂井市内市民の方々やったということです。このことが、企業といいますか、そこのイメージアップとか商品のPRにはよかったと思いますが、その企業の販路拡大とか、企業の利益、営業展開に今回つながったのかどうかというところでは、多くの企業のアンケートでは疑問が出てます。

そのアンケートの中に、次回も出展したいという企業は49.4%です。半数の企業しか次回出展したいという意向を持っていないんですよね。この結果についてどう思われますか。


○ 議長(山田 栄)坂本市長。


○ 市長(坂本憲男)まず、私は今回の第1回目の産業フェアをしたいというのは、私も各規模の、5年間市長もさしていただいて、いくつかの企業も回らせていただきました。そうした中で、私の知らない企業、こんなすばらしい企業がこんなにたくさんあるんやっていうのは強く感じました。それによって、やはり市民の皆様方もこの坂井市に住んでいて、こんなすばらしい企業があるというのは、わからないというんか、知らないことも多いんじゃないかなっていうふうに思います。

今回の産業フェアは、まずは市民の皆さん方に、坂井市にはこういうすばらしい企業があるんだというのをまず知らせていきたい、これが私の1つの大きな考えでありまして。

そういった中で3万人以上の方々が御来場いただきまして、本当に感謝もいたしておりますし、一応成功であったというふうに思っております。

ただ、企業にとって、その中身に、企業の品物っていうんか、その製品によって即利益につながるもの、だから県内でそういうそのものが売れないものっていっぱいあるんです。宇宙に行ったとかって、ああいうものは庶民にはなかなかできない。だけど、そういう企業、すばらしいこの世界に誇れる企業があるんだっていうことは、市民にとってもまたすばらしい自慢に、坂井市に住むことを自慢できるっていうんか、そういうのを感じたんじゃないかなっていうふうに思っていますし。利益っていうのは、なかなか、今回の産業フェアについては、そこで、電気製品なんかもありましたか、即販売はしないということだったというふうに思います。あくまでも営業っていうんか、宣伝っていうことでございまして。今後、2回目についてはそういった点も含めて、出展していただくには、お金もある程度もらっていますから、多少ね。だから、そういった面も含めて、今度は1つの課題かなというふうに思っています。


○ 議長(山田 栄)橋本議員。


○ 13番(橋本充雄)市長、次回も出展をしたい、49.4%の理由っていうのをお答えいただけませんでしたが。これ、部長にお伺いします。企業の間で、次回も出展したいというアンケートの結果が49.4%であったということに対しての見解をお伺いしたいと思います。


○ 議長(山田 栄)亀嶋産業経済部長。


○ 産業経済部長(亀嶋政幸)先ほど市長の答弁にもございましたように、昨年は合併以来初めての産業フェアというようなことで、一番の基本といいますか、目的はやはり坂井市民9万5,000人の人に、坂井市内でこういう立派な世界にも通ずるそういうテクノロジーを持った企業があるというようなことやら、また地場産業、中小企業の皆さん一生懸命頑張っているというなことで、それを1人でも多くにPRしたい、宣伝したいというのが一番の大きなあれでございました。

それで、第2回目以降という質問ですが、企業の中に、坂井市内ではテクノポートを含めた大きな技術力を持ってる企業がたくさんございますけれども、いかんせんそこで販売できるという完成品までをつくっているというような企業が少ないというような面もありまして、そういう49.4%というような数字になったんではなかろうかというふうにも思いますし。

第2回目以降やるにしても、第1回目はあれだけ坂井市民の方に、屋内また屋外で非常に楽しんでいただけたというなこともありますし、隣のエンゼルランドで同じくイベントもあったというようなことの相乗効果もあったんじゃなかろうかというふうに我々は思ってるわけでございますし。次は果たしてどういうコンセプトで第2回目の産業フェアを開催するかというような非常に大きな問題もございますし。ただ技術力だけのそういう企業同士の専門的な交流といいますと、県でも今産業会館なり、ああいう工業技術センターで商談会等々も年に何回もやっております。ただ、それだけで企業だけのそれでやると、果たして坂井市民の方が来場した場合、来てちょうだった場合に喜んで帰ってもらえるかなというような疑問もございますし、いろんな要素がございますので、今後専門的な方も含めた実行委員会といいますか、そういうなのを早期につくって、その中でいろんな問題点を洗い出していきたいなというふうに思ってます。


○ 議長(山田 栄)橋本議員。


○ 13番(橋本充雄)事業評価の中で、出展者企業からのアンケートからの課題ということで、今、部長言われました開催コンセプトをどうするかということですよね、地域住民参加型とするのか、そのビジネスチャンスの拡張ととらえるのかってことを、それと来場者のターゲット、これを市民にするのか、業者とか、役所の人間とか、バイヤーを対象にするかということで、大きくこの産業フェアの中身が変わってくるんですよね。

今回は、まず1回ということで、両方ミックスした形で大成功に終わったんですが、2回目からこういうふうな形でやると、企業はやっぱり開催意欲をなくしていくということなんです。

先ほども、このアンケートの中にもありますが、一般の市民の方々も毎回毎回同じような形では飽きてきますし、特にアンケートの中にあったのは、グルメと地場産の農林水産物の食材が非常に少なかったっていうアンケートがあります。市民参加型っていうのがやっぱりそっちの方だといいんですよね。だから、僕も最後の質問でしましたが、食とグルメと産業フェアとを交互にやったらどうですかという提案をしたのは、そういうとこにあるんです。

企業も、やはり毎年毎年新しい商品は開発できないということも言っておりますし、同じことの商品ばっかり出してるとマンネリ化で市民も来なくなるというふうな産業フェアになりかねないんじゃないかなということを企業の方も課題として挙げられている。それが、来年も、次回も出展していいという49.4%、半数しかいかなかったと。来年の状況を見て、30何%は出展をしたいというふうなことも言ってます。その状況が産業フェアをどうするか、どういうふうな形の産業フェアにするかということで、出展をするかしないかを判断するということだというふうに思っていますんで。

ここに、びわ湖環境ビジネスメッセっていうのが今年行われるのがあるんですが、これはテーマを環境に絞った業者優先のフェアなんです。これは、中に確実に明記してあるのは、ビジネス展開を図る対象として有効な、質の高い来場者が集まると、そういうふうな産業フェアです。来場者も、ほとんど8割が企業、官公庁の関係者とか、一般市民はほとんど来てないんですが、そういうふうな産業フェアで、出展料も高いとこでは50万円、110万円とかって、そういうふうな出展料を払ってでも来るようなフェアなんですが、こういったフェアと、今言うその市民を巻き込んだフェアとを交互にやっていくことが産業界、市民を含めて、坂井市を含めての発展につながっていくんじゃないかなというふうに考えますが、市長いかがですか。


○ 議長(山田 栄)坂本市長。


○ 市長(坂本憲男)今、橋本議員からいろいろお話ありましたように、琵琶湖で1店舗の出展に50万円とかって、そういう仕事だったら本当に大変なことになってしまいますから。そういう規模じゃなしに、まずはやっぱり坂井市に似合った産業フェアというのをやっていかなあかんというふうに思いますし、当然市民を巻き込んだ産業フェアといいますか。

今回、先ほども言われましたが、49%、そんなもんかなというふうに私は思ってます、正直言って。即売れる企業はまだいいんですよ。なかなか、即、身近に、例えば、車のある部分とかを製造してますとか、そういう部分が結構ありましたから、それについては次回は出展してもあんまりわかってもらえんのじゃないかなっていう、販売の、即市民に直接買って利用されない企業が、2回目はあんまり出展したくないっていうのはあるんじゃないかなっていうふうには私も今まで思っていましたし。これから本当にどうするかって。

今、県でも丸岡の方で県の産業フェアやってるんですね、県で。それなどは、完全なもうそういう専門的な方に来ていただくっていう、どっちかというと主はね。そういったのを私も何回か拝見させていただきましたが、数は限られてしまうんですね。だから、そういう産業フェアをやっていると、相当盛り上がりがなくなってしまうっていうふうに私は思ってますし。やはり、どうしても、まずそういう小さい企業でもあるから、坂井市にもちょっとした企業、特に、私も今回越前織りなんかも、坂井市の丸岡でつくってる越前織りなんかが全国で70%つくられているっていうのは私も知らなかったし、そういった中でも、多分坂井市の方も、特に丸岡以外の人は知らなかったんじゃないかなって、越前織りにおいても、それなんかも市民の皆さん方に知ってもらうっていうのが、今回の大きな目標でございましたし。

だから、そういうことも含めて、23年度においてゆっくりそういう、また橋本議員の御意見も聞きながらね。そのためにもう1年いって、隔年ごとにやっていこうということでございますので、御理解とまた御協力もいただきたいというふうに思います。


○ 議長(山田 栄)橋本議員。


○ 13番(橋本充雄)イベント的な産業フェアをやると、マンネリ化して長く続かない、企業中心の産業フェアにすると、なかなか派手な産業フェアにならないということで課題はいくつもあると思いますが、関係各位と協議しながら、次回の開催に向けてぜひ頑張っていただきたいと思います。

食に関しての質問をさせていただきましたが、これはやはりその地元の商工会、商店街が動き出すのが一番いいというふうに思ってます。しかし、それを待ってるんではなかなか動き始めませんので、やはり行政が仕掛けるというところも非常に大事だというふうに思います。

近年、新聞なんか見てますと、あちこちでいろんな食材とか、食べ物を開発して、新しいどんぶりとか、いろんなものが新聞に出てきてますが、坂井市でそういうふうな食材、グルメの話が全く聞かれません。担当部長、だから、そこら辺の、前回も申し上げましたが、行政側から仕掛けることが大事だというふうに思います。

市長も、先ほどグルメ食のフェアは前向きに検討したいというふうに言っておりました。坂井市の商工会の青年部も一緒に研修に行って、非常に勉強になったから、我々も立ち上がらなければならないということも言っていました。そういうことを含めて、担当部局としてどうお考えかお聞きをしたいと思います。


○ 議長(山田 栄)亀嶋産業経済部長。


○ 産業経済部長(亀嶋政幸)確かに、今、全国的にB1グルメといいますか、食に対するそういう非常に活発にやっておるというなことで。先般もドキュメントでテレビで入っておりましたけれども、いつもB1グルメの大会に出ると、第2位とか3位はとれるんですが、1回も優勝したことないというなことで、そのB1グルメ全国大会が終わった明くる日から、来年に向けて一生懸命やってるというなことで、祭りとちょっと似通ったところもあるなというな感じがいたしました。

確かに、地元、また商店から行政が待ってるというのでは、なかなか開催もできないというなことで、地元の商工会等々と行政とも密接に連絡をとり合いながら考えていきたいなというふうにも思っております。

また、坂井市内には、農林水産すべてをひっくるめた素材は、数多くの豊富な素材がございますので、これからそういう、B1グルメといっても、そんなに高価なものではなくて、こういう発想でこういうなこともできるんやなというなことで、いろんな新しいアイデア等も含めながら、今後考えていきたいなというふうに思っております。


○ 議長(山田 栄)橋本議員。


○ 13番(橋本充雄)後ろから応援いただきましたが、そのとおりです。市長、福井の市長がB1グランプリの参加を表明しましたね、一般質問で。だから、もうああいうふうに行政がどんどんこういうなところに仕掛けていかないと時代に乗りおくれていくんですよ。食べ物というのは、それぞれの人間の味覚がありますから、おいしいかおいしくないかというのは、その人の味覚でありますけども、話題性とか、それが大事なんですよね。

今回行った厚木にしても、あと2ケ所行ったんですが、特においしいかっていうと、味覚は人それぞれですから、評価はまちまちです。しかし、それをどうやって、まちおこしやら市の活性化につなげていくかというコンセプトが大事なんですよね。そういうことをしっかりやるために市が今立ち上がらないと、時代に乗りおくれてくるんじゃないかなと、地域間競争に負けていくんじゃないかな。市長、新聞で見てて、坂井市の食材、グルメが本当に足りない。高級品はありますよ、カニとかいろんな高級品はありますが、一般向けのそういった食材、グルメが非常に不足していると思います。ぜひ市が働きかけて、そういったまちおこしにつなげていっていただきたいと思います。

市長、最後の意気込みだけお聞きして、終わりたいと思います。


○ 議長(山田 栄)坂本市長。


○ 市長(坂本憲男)今、橋本議員言われることはごもっともでありまして、特にグルメっていうんか、食に関してのテレビとか毎日のように報道されてますし。坂井市においても、食材っていうのはたくさんあるんですよ、橋本議員言われるように。海の幸とか山の幸とか、いろんな、本当に。そういった中で、私も食べ物はあんまりそんなに味わかる方じゃないですが、こういう海の幸なんかもたくさんあるんですよね。そういった中で、食のブランド品っていうのを、ずっと前から、以前から私なりに思いはありますが。だから、そういった中で行政としての役割っていうのを、いかにそういうものを、今、橋本議員言われた、食べてみると宣伝する割には大したことないのが多いんですよ。いかにマスコミ関係に情報発信していくかっていうのは、行政としての1つ大きな仕事っていいますか、あり方かなというふうに思っていますので。私も何とかして、坂井市としての有名ブランド、何でもいいから、たくさん食材はありますから、今度、本当に、常に私もいつも前々から思ってますし、また議会と皆さん方、いろんなお力もおかりしながら、坂井市ならではの食のブランド品っていうのは目指していきたいというふうに考えております。

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