2010年12月10日金曜日

平成22年9月議会の一般質問 (橋本充雄議員)

平成22年9月議会において、

わが新政会からは5名が一般質問に立ちました。

まずは、2番目に登壇した橋本充雄議員の一般質問を全文記載します。


○ 13番(橋本充雄)おはようございます。13番、新政会、橋本です。2点質問をしたいと思います。

まず1点目に、2018年福井国体の対応について質問をいたします。

今年5月12日の日本体育協会理事会において、第73回国民体育大会の本県開催に関して、2巡目国体が内内定をいたしました。1968年の1巡目国体は、人口100万人以下の県で初めて開催をされる大会として全国からも注目を浴びる中、天皇杯獲得はもちろん、運営面でも大成功をおさめ、75万県民に大きな自信をもたらたした国体であったそうであります。

あれから42年、8月30日には福井国体準備委員会が発足し、2013年の開催内定、2015年の正式決定、8年後の国体開催に向けて本格的に動き出しました。

県内の競技団体からは、これまでの開催県に比べ準備が遅いとの指摘もありますが、直面する課題として、実施競技の会場地選定や競技力の向上が急務となっているようであります。坂井市でも、旧四町時代の取り組みとは異なり、合併はしたものの県下第二の都市として、今回の福井国体の成功の一役を担っていかなければならないと思います。

また、坂井市が抱えるスポーツ施設の整備や組織の強化、選手指導の育成など、国体開催を契機に市民一体となって取り組むいい機会でもあると思います。

以下、坂井市が取り組むべき当面の課題について質問をいたします。

1点目に、先ほども述べましたが、直面する主な課題として、実施競技の会場地選定について、県が全市町にアンケートによる要望を募りました。人気競技とそうでない競技、地元に根づいた競技、競技施設を多く抱えるか少ないかなど、要望はさまざまのようでありましたが、坂井市はどの競技を要望いたしましたか、また要望した理由をお聞かせください。

2点目に、規模の大きい競技会を開くだけの施設がない市町の中には、国体開催に合わせて競技場の新設や改修を進めたいところもあるようです。坂井市が要望した競技の施設の確保について、現状や施設の新設、改修などの必要性についてどのように考えていますか。

3点目に、国体成功のもう一つのかぎは競技力の向上であります。第9回大会以降で開催地が天皇杯を取れなかったのは2002年の高知県だけであります。勝つことだけが目的ではありませんが、開催地にとってはふさわしい成績をおさめたいと思うことは当然のことであり、そのために指導者や選手の育成、競技団体の組織の強化に力を注いでいます。

そこで、坂井市としても競技力の向上について、小・中・高校やスポーツ団体との連携を図り、組織の強化や指導者や選手の育成に力を入れていく必要があると思います。今後の坂井市としてどう取り組むのかお伺いをいたします。

4点目に、坂井市としての受け入れ体制についてお伺いをいたします。
42年前の開催のときには民泊による選手団、役員の受け入れを各町で行ったのだと思います。坂井市で競技ができてよかった、また来たいと思えるような温かい受け入れ体制を目指すべきであると思います。今後のスケジュールや組織体制、選手団受け入れなど、どのように考えているのかお伺いをいたします。

2点目に、坂井市の地域ブランドについてお伺いをいたします。

今、地方分権化が進み、地方の自立が求められています。あわせて、長引く地方経済が低迷をする中で、地域産業振興のために企業誘致や地場産業の育成にどこの自治体も力を入れてきました。しかし、それはある意味、地域ブランドなど特別な資源のない自治体の多くが同じことを行っていることが正しいと思っているからにすぎないと思います。新たな地域おこしの取り組みを行うことの難しさを、行政は失敗はできないとの観点から、なかなか踏み込めないのが現状だと思います。

そこで、新たな流れとして、地域の活性化と産業振興に地域を挙げたブランドづくりと、その発信に力を注いでいる自治体がふえてきています。

また、食と農によるブランド化は今や全国的な流れとなっています。特に、地元の食材を生かした安価でおいしいB級グルメによるまちおこしが全国各地で起こっています。2006年からは、B級グルメによるB-1グランプリ全国大会も開催をされ、第4回秋田県横手市では26万7,000人が訪れ大盛況であったようであります。

こういった流れに行政もそれぞれ相乗りし、食べ歩きマップを作成したり、ホームページで紹介したり、グルメエキスポを開催したり活発に動き始めました。県内でも、焼き鯖寿司やへしこに続く福井県の新名物として、焼き鯖サンドを福井のB級グルメとして秋から全国に発信する予定であるそうであります。

坂井市でも、このほど行われましたわがまち懇談会において、坂井市のブランドについて広く市民の声を聞いたようであります。食と農による坂井市の地域ブランドについて、以下の質問をいたします。

1点目に、坂井市としても新鮮な農産物やおいしい食べ物がたくさんあります。坂井市のブランドと言えるものには何が挙げられますか。そして、その知名度はどの程度と考えていますか。ちなみに、日本経済新聞社の日経グローカルによりますと、食品バイヤーにアンケートを調査した結果、福井県で最高は越前がにでありますが、順位は123位でありました。

2点目に、坂井市のブランドにおける観光や産業にかかわる経済的な効果をどう見ていますか。B級グルメでいいますと、B-1グランプリで二度優勝した富士宮やきそばは、平成13年より9年間で440億円、第3回で優勝した厚木市のシロコロホルモンは、優勝後3ケ月で30億円の経済効果があったと言われております。

3点目に、坂井市の昨年の観光客の入り込み数を見てみますと、県内2,494万5,000人のうち544万9,000人で、断トツの1位であります。この観光客に坂井市の新鮮な農産物やおいしい食べ物を食べていただき、お土産として買っていただいたりすることによってブランド品が生まれたり、全国への発信につながるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。

4点目に、このように全国はもとより県内自治体でも、地域おこしのために地元の食材を使い加工品をつくるB級グルメの開発を手がけてきております。坂井市も豊富な地元食材があります。坂井市に担当課を設け、まちづくりの政策として取り組んでみてはと思いますが、坂井市の取り組みについてお伺いをいたします。

以上、一般質問といたします。


○ 議長(山田 栄)坂本市長。

○ 市長(坂本憲男)

橋本議員の御質問にお答えをいたします。私の方からは、坂井市の地域ブランドについての御質問にお答えをさせていただき、次期福井国体の対応についての御質問は、後ほど教育長からお答えをさせていただきます。

リクルートが、今年4月に宿泊旅行者を対象に調査を行った結果では、福井県を訪れた旅行者の7割近くが、「地元ならではのおいしい食べ物が多かった」と答え、都道府県別の魅力度ランキング・食の部門では10位に食い込んでおりまして、地元ならではのおいしい食べ物として、越前がに、新鮮な魚介類、越前そば、ソースカツどんなどが多く挙げられていると聞いております。

まず、坂井市のブランドとその知名度についてをお答えをさせていただきます。

本市を代表するものとしては、今ほど申し上げましたように、越前がに、若狭牛、コシヒカリなどが挙げられます。また、塩ウニ、もみわかめなどの海産物、花らっきょ、越前おろしそばなどの加工品があり、いずれも坂井市のブランドとして誇ることのできるものというふうに私は考えております。

特に、三国港で水揚げされる越前がには、随一皇室献上されるもので、全国的にも知名度が高く、冬場にはその味覚を求め多くの観光客が訪れております。

次に、ブランドにおける観光や産業に対する経済的な効果についてお答えをさせていただきます。

越前がにのように、ブランドとして高い評価を受ければ、先ほど申し上げましたが、多くの観光客や消費者が訪れることになります。

このように、知名度の高い市内産品を四季を通して提供できるブランドが確立されることになれば、その経済効果というものははかり知れないものになるというふうに考えておりますので、越前がにのように知名度の高いブランド産品を確立していきたいというふうに考えております。

次に、坂井市を訪れる観光客のブランドづくりの発信についてでございます。

観光客の旅先での思い出は、体験したこと、見たことより、食べたことの方が印象に残りやすいと言われております。

したがいまして、本市を来訪する観光客はブランドの格好の宣伝隊となりますので、本市が自慢できる味を御堪能いただき、口コミやブログ、ツイッターなどで情報発信をしていただきたいというふうに考えております。

次に、坂井市のB級グルメの取り組みについてお答えをいたします。

ぜいたくでなく、安価で、また日常的に食される庶民的な飲食物がB級グルメと言われておりまして、本市においてもB級グルメ的存在の確立は必要であると認識をいたしております。今後とも、坂井市観光連盟や各種団体の協力を得ながら、B級グルメの掘り起こしや開発に努めてまいりたいというふうに考えております。

最後に、ブランド開発課を設置してはどうかとの御質問でありますが、ブランドづくりはほかとの差別化を図ることでもあり、その違いをどのように消費者にアピールするかということが重要であります。

本市には、誇れる産品・素材が数多くありますので、それらを核として観光資源と組み合わせ、ブランド化を図っていきたいというふうに考えております。

なお、ブランド化にあたっては、新たに専門の部署を設置するのでなく、坂井市観光連盟や生産者の協力を得ていきながら取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。

○ 議長(山田 栄)川元教育長。

○ 教育長(川元利夫)

橋本議員の福井国体の対応についての御質問にお答えをいたします。

最初に、どの競技を要望したのか、またその理由はについてお答えをいたします。

坂井市といたしましては、サッカー、ヨットのセーリング、バドミントン、ウエイトリフティングの4競技を要望しているところであります。

サッカーは、坂井市内では丸岡スポーツランドに3面、三国運動公園に1面、テクノポート福井に2面、合わせて6面の競技場があり、県内第一の施設が充実しているということであります。また、市サッカー協会の組織が充実しており、各カテゴリーにおいても県内トップクラスにありまして、特に丸岡高校は常に全国でも上位進出がねらえる位置にあることなど市民の関心も高く、各大会において多くの観衆が集まることなどの理由から、サッカーを第一に挙げました。
ヨットのセーリングは、県内では三国と小浜市にヨットハーバーがありますが、市ヨット協会の組織が充実していることや、前回の国体でも会場となっていることなど、県ヨット協会も三国での開催意向があると聞いております。

バドミントンとウエイトリフティングについては、坂井市内の施設で十分開催が可能であり、その対応ができるという理由から挙げています。

次に、競技施設の現状や施設の新設・改修などの必要性についてお答えをいたします。

サッカー競技場は、国体のような公式試合をするためには、芝の競技場が7ケ所、7面必須であります。丸岡スポーツランドの2面については、改修しなければなりません。そのため、昨年から丸岡スポーツランドの多目的グラウンドの芝生化について県に要望しているところであります。

また、セーリング競技場は、三国ヨットハーバーで十分対応可能であります。バドミントン競技場は、三国体育館で8面確保できますし、ウエイトリフティング競技場はハートピア春江の大ホールで使用可能であり、いずれの施設も大きな改修をすることなく、国体会場として十分に役割を果たすことができると考えております。

次に、競技力の向上のための取り組みについてお答えをいたします。

スポーツの競技力向上を目指すためには、何といっても経験と熱意を持った指導者がいることが重要であります。それと同時に、競技団体がジュニアから成人に至るまで段階的、継続的に育成を図る体制づくりも大切であると考えております。

今後、県や県の体育協会の指導のもとに、市体育協会と連携をしながら、この課題に取り組んでいきたいと考えております。

次に、受け入れ体制についてお答えをいたします。

現段階では、坂井市内の受け入れ可能な宿泊施設及び収容能力の状況を県に提出をしている程度であります。スケジュールや組織体制、選手団受け入れなど、これから国体準備委員会で話し合われていくものと思います。

福井国体準備委員会も先月に発足したばかりでありますので、今後、各市町の競技種目の決定などの経過を踏まえながら、検討をしてまいりたいと考えています。

以上です。

○ 議長(山田 栄)橋本議員。

○ 13番(橋本充雄)

まず、国体の件でありますけども、要望した競技4つあるということでありますが、旧四町時代、春江町は柔道競技を開催をさせていただきましたけども、その柔道競技を要望しなかった理由をお知らせください。

○ 議長(山田 栄)川元教育長。

○ 教育長(川元利夫)

いろいろ事情はあるんですが、今の施設の中では、ちょっと柔道を招聘するのは無理なんじゃないかな、坂井の武道館とかあるんですが、畳が非常に傷んでいるとかいろんなことがあって、そして施設的にもちょっとちっちゃいので、そういう面では、やめとこうかでなくて、その4つの中には入れませんでした。

以上。

○ 議長(山田 栄)橋本議員。

○ 13番(橋本充雄)

多分、教育長検討してないんだと思いますね、今の答弁聞くと。実は、春江中学校の改築にあわせて武道館の改築をあわせて要望があります。だから、今言ったその施設がないというのは、今後の問題で施設をぜひ整備してほしいという中で解消ができると思うんですよね。

バドミントンに関しては、勝山が非常に強く要望しています。あこは、地域的にバドミントンの盛んな自治体ですから、あこが非常に要望してますんで、これは勝てないと思いますね、逆に言いますと。

そうすると、その柔道という選択も出てくるんじゃないかなと思いますんで、そこら辺どは、また検討をしてください。

それから、施設の整備についてでありますが、特にサッカーのことについてお聞きをしたいと思いますけども。今おっしゃったとおり、国民体育大会のサッカー競技施設ガイドラインには、確かに規定競技芝生は7面必要だというふうに規定をされております。しかし、練習会場や円滑な運営を行うためには、8面から9面の競技会場が望ましいというふうなガイドラインが出されております。

あわせて、開催前の6年前に正規視察というのがございますね。それは2012年です。それまでに会場の視察に来るというふうな、サッカー協会のガイドラインがあります。その点に立ちますと、先ほど言いましたが、丸岡スポーツランド合わせて坂井市の中では6面ですね、正式競技場、あわら市の福井工業大学のキャンパスに1面あります、これで7面になりますから、あわら市との共同開催になる可能性が出てきます。あとは練習場ですね、練習会場。これが全部芝生でなくてもいいんですが、それぞれ高校とか中学校のグラウンドが必要になってきます。

そういったことを考えますと、坂井市単独で行いますと、どうしてももう1、2面競技会場が足らないように思います。そこで、三国の九頭竜川浄化センターの芝生広場を正式競技場にするという案もあると思うんですが、あわせて、この予定地の施設がまだ不足しているということに対してどうお考えかお聞きをいたします。


○ 議長(山田 栄)川元教育長。

○ 教育長(川元利夫)

今回の4つの要望については、極力改修とか新設をしない中でどれだけのものを受け入れることができるかということで判断をさせていただきました。それで、サッカーの場合7面必要なんでありますが、6面は確保できると、そしてその1面は福井工業大学のあわらキャンパスの人工芝をお借りすると、これについてはあわらと共催でなくて、これは市独自であこを、福井工業大学の福井県のサッカー協会の会長でもありますので、そこからお借りするという形には僕はなるんじゃないかなと思います。

そして、今、議員さんが言われるような福井県の池見と川崎にあります、あのサッカー場についても、今後そういうものが必要であるということであれば、また今後の課題としてどんどん進んでいったらいいなと思います。とにかく、まだ非常に不透明であります。何にも決まってない状況の中で1つの方針を立てさせていただくという面で、サッカー、ヨット、それからバドミントン、バドミントンについても、さっき議員さんが言われたとおりであります。もう恐らく、勝山が取っていくんじゃないかなと思います。そうすると、バスケットとかいろんなことがあるんですが、それについても余りにコートが必要なので、単独でっていう部分は非常に難しいということで、バドミントンならできるからっていうことで、その4つを挙げさせていただいたということであります。

○ 議長(山田 栄)橋本議員。

○ 13番(橋本充雄)

はい、わかりました。また、今後検討してください。

丸岡スポーツランドのことについて、ちょっとお伺いをいたしますが、あこ、人工芝のグラウンドが2面要望をということであります。市長とも何回か話をした中で、2面は無理やというふうな話を前されてたこともありましたね。1面はできるけど、2面は無理やと。あこの地域的な問題もあって、砂ぼこりが非常に、南風で北側の田んぼが大変やと、集落が非常に大変だということで、地元の団体からも全面の人工芝化の要望が出ております。今、サッカーを誘致することによって、この人工芝2面ができるということは非常にありがたいというふうに思ってますんで、そこら辺どはぜひ強く推し進めていただきたいと思いますが、あわせて、この地元の団体が要望している中で、駐車場の増設とか、宿泊施設の改修とか、ナイター照明を設置してほしいとかという要望が出ているんですが、これらに対する対策というのはどう考えてますか。

○ 議長(山田 栄)川元教育長。

○ 教育長(川元利夫)

正式には、僕はその要望は聞いていません。だから、今後はそれも課題にしながら国体に向けていきたいなって考えています。今、何も僕は聞いてません。

○ 議長(山田 栄)橋本議員。
○ 13番(橋本充雄)

はい。では改めて要望、陳情させていただきたいと思いますんで、よろしくお願いをいたします。

あと、選手力の向上、受け入れ体制について、まだまだこれから取り組まなければならないことたくさんありますけども、競技会場地以外のスポーツも当然やらなければならないと思います。それに向けた取り組みも必要だと思いますんで、ぜひ体育協会あわせてしっかり協議をしていただきたいなと思いますんで、よろしくお願いをいたします。

次に、坂井市のブランド化についてでありますけども、市長、今、調査で福井県が10位に入ったというふうな話がありました。さっき、プロが見た視点からで、越前がには123番目だっていうことでありますが、これは仕入れがしにくいっていう、年間通じてものがないということで123番目ぐらいになっているというふうな説明もありました。確かに、消費者順位でいくと越前がには23番目です、全国で。そういう高いところにはありますが、1年を通じてものが仕入れられないというようなところで123番目に挙がっているということでありますけども、しかし福井県の越前がにですから、坂井市としてどういうふうにこの越前がにをブランド化するかというのが非常に大変だと思います。タグのいろんなつけ方の違いとかっていうのもあるようでありますけども、福井県の越前がにを坂井市としてどう位置づけていくかっていうのが、もしお考えがあればお聞かせを願いたいと思います。

○ 議長(山田 栄)坂本市長。

○ 市長(坂本憲男)

全国的には、坂井市の越前がにっていうよりか、越前がに、越前町も通じて、嶺南の方にもありますけど、越前がにっていうことで全国に知られています。一番新鮮ということで。それ以上、今、そういう漁業者の、特に底曳きの方々にも、広報とかいろんなそういうマスコミ等も通じて、いろんな坂井市のブランド化っていうことで進めておられます。まずは、今まで、テレビなんか私もたまに見るときあるんですよ。きのうやったか、島田紳助さんの「行列ができる相談所」って、あれでもやってたんですね、ずっとブランド化も、ほれだけでちょっとあこへ出るだけで、もう今までの本当に何十倍何百倍って売れてたですね。いくつも出ても。

ちょっと話変わりますが、4、5年前にも花らっきょが出たことがあるんですね、「旅サラダ」で。もちろん、今のあれも、雄島地区の今のワカメなんかも、出たときは本当に電話が鳴りやまないぐらいすごく反響があるということで。まずは、このマスコミをいかに利用するかっていうのが一番大事じゃないかなっていうふうに思っておりますし、そのやり方だというふうに思います。そのやり方がこれから大きな課題であろうというふうに思っていますし。坂井市としても、この越前がにのこのブランド化のより一層ブランド化に向けて、業界と連携を深めていきながら取り組んでいかなくてはならないなというふうに思っていますし。値段は一番高いみたいですから。高さっていうよりか、やっぱり、そういう味のよさっていうんか、それをいかに全国にPRしていくかっていうのが一番課題かなというふうに考えております。

○ 議長(山田 栄)橋本議員。

○ 13番(橋本充雄)

ブランドという言葉を辞書で引きますと、商標とか銘柄に訳すんですよね。商標って何やってこれも調べますと、製造者、販売業者が自分の商品の独自性を主張するために商品につける一定の記号であるって書いてあるんですよね。だから、坂井市の越前がにがどう違うんだっていうふうなことを位置づけるためにブランドをつけるっていうことやと思うんです。だから、福井県のほかの越前がにとは違うんだよという、皇室献上っていうのは大きな特徴やと思いますんで、そこら辺どを考えてブランド化するのがいいんじゃないかなって思います。

2週間前の日曜日のテレビで、石川県の羽咋市の神子原という限界集落のテレビでちょっと出てまして、そこで米のブランド化をやったんですが、その発信力のおもしろさが神の子っていう日本語を英語で、そこの職員が考えたそうでありますが、イエス・キリストっていう発想で、どこへ発信したかっていうと、ローマ法王へ献上したっていう、その米が今4万8,000円ですか、部長ね、それくらい売れるんですよ。そっから、その限界集落で生産が広がって、今、農産物の直売場が1億円ぐらいの販売を目指しているっていうなのが2週間ぐらい前のテレビで出てました。そういった強いブランドというのがやはり必要だというふうに思いますんで、ぜひとも越前がにも坂井市のブランドとして特定できるようなものにぜひしていただきたいなというふうに思います。

それから、観光客が福井県の約4割強を坂井市で占めてるっていう、550万人ほど来ておりますが、その人たちにやっぱり食べていただいて、リピーターになっていただいて全国に発信をしていただくというふうな態勢が非常に重要だというふうに思います。こういった点を、商工会とか観光協会とかとタイアップしながら一緒にやるべきだというふうに思いますが、部長、何かそこら辺どの発想はございませんか、お聞きをいたします。

○ 議長(山田 栄)亀嶋産業経済部長。

○ 産業経済部長(亀嶋政幸)

今、特産の話ですが、確かに福井県の観光客1,000万人強のうちの約半数が坂井市の観光客というなことで、今ほど申しましたように、坂井市へ訪れてくれる県内外の観光客の方に、そういう越前がに、また坂井市でとれる越前そば、また福井のコシヒカリ等々、坂井市のブランドはたくさんございますけれども、それらを主食といいますか、食べてもらって、それで1人でも多くの、帰ってもらって、その口コミによって福井県坂井市の食のうまさ、そういうなのをリピーターで発信してもらうというなのが一番効果的なことやというふうに思ってますので、今年、東尋坊の方で交流センターも完成しますので、それらも坂井市の観光連盟、また観光協会、商工会等々とも十分協議をしながら、これから全国の自治体に負けないブランドづくり、グルメ等々もひとつ考えていきたいなというふうに思っております。

○ 議長(山田 栄)橋本議員。

○ 13番(橋本充雄)

いろいろと話聞きましたが、やっぱりその越前がにの坂井市のブランド化ってなかなか難しいんですね、高級品ってところもありますし、年間通じて食べられないっていうところもありますから、なかなか難しい。そこで、やっぱり各自治体がそういうふうな地域資源がないところで出てきたのがB級グルメっていう、その地域で食べられているもの、安くておいしいもの、地元の食材を生かしたものということになってきたんだと思うんですよね。

福井県でも、この間新聞に出てましたが、鯖江で焼きガニっていうB級グルメを開発したって。鯖江市っていうのは全国的に有名だけども、眼鏡や漆器でしか有名でない、食べ物に関しては全く鯖江市の知名度がないっていうことで、焼きガニっていうのを商工会議所の人が、その地元の飲食店や調理学校に呼びかけてやったっていうふうな新聞記事が出てました。そういったことに、やっぱり行政も乗って宣伝PRをしていくっていうことが大事だというふうに思います。

さっき市長が、観光課ですか、観光連盟なんかと協議してやりたいっていう話がありましたけども、このB級グルメっていうのは、安いから失敗してもだれも損をせんと、そういったとこがあって、市民が勝手にやるか、商工会とか観光連盟が連携してやるとか、あとは行政がまちづくりとしてやるか、この3つのパターンがあるそうでありますが、坂井市の場合、今、その商工会も市民もだれも出てこないっていうことであれば、やっぱり市がまちづくりとして働きかけるっていうことが大事やというふうに思います。そういったとこの考え方、部長、どうですか。

○ 議長(山田 栄)亀嶋産業経済部長。

○ 産業経済部長(亀嶋政幸)

B級グルメの件ですが、先ほど橋本議員質問の中でおっしゃっておられましたけれども、神奈川の厚木市はシロコロといいまして、ホルモンのシロを角に小さく切って、それを焼いて提供するというなことで優勝しまして、3ケ月間の間で30億円の経済効果があったというようなこととか、甲府市の馬のモツに、富士宮市の焼きそばというようなことで、B-1グルメ大会、これ今週の土日厚木市で開かれます。全国の自治体から応募がありますけれども、圧倒的に品目としては焼きそばが多いんですね。それぞれの地域で、その特性を生かした焼きそばを出すというようなことで、坂井市におきましても、丸岡のそば初めいろんな豊富な食材がございますので、B級グルメっていうと、恐らく高くても1,000円前後の食材というふうに理解しておりますけれども、当然その生産者、観光協会等々も話しなければならないんですが、そういうなことで、まちおこしの一環として、今後、市としても数多くある資源といいますか、食材、これをそのままにしとくっていうのももったいない話ですので、簡単な品目になるかもしれませんけど、そういうなのも、やはり今後坂井市の特産ブランドということで考えていきたいなというふうに思っております。

○ 議長(山田 栄)橋本議員。

○ 13番(橋本充雄)

最後に、市長、ちょっと。自治体の動きなんですが、埼玉県の行田市がお好み焼きに似た独自のおやつフライなどの食べ歩きマップを作成してるとか、北海道の室蘭市が豚肉を使う室蘭やきとりの歴史を市のホームページで紹介してるとか、鳥取県ではとうふちくわをアピールしようと試食会を兼ねた「とうふちくわエキスポ」を開催するとか、自治体がやっぱり、市長、こういうふうな動きに出てきてるんです、まちづくりのために。ぜひ、坂井市でもそういった動きをとっていただきたいと思いますが、最後に市長の御意見をお伺いしたいと思います。

○ 議長(山田 栄)坂本市長。

○ 市長(坂本憲男)

今、さっきも言ったように、やはりマスコミだというふうに思っています。きのうも、ちょっとテレビ時間あってやっとったら、長野県ですか、サーモンをつくって、かけて、山の中に川の真水入れて、それをサーモンで駅弁にもするってことでテレビでやっとるね。こういうことで、だから、だれが、有名人がひとつこれはいいですよってやったら、すごいやるんです。だから、三国も今、食べるラー油というのが、今ちょっと多分ブームやと思います。それも、今、すごいブーム。それもテレビでちょっと取り上げられたばっかりで今すごいブームですけど、それなんかも1つのブランドと名前はついてないけど、今、職員も四、五十人ぐらいやってる、三国のところで。まず、マスコミとか有名人をいかに使うかっていうのが大きな課題かなというふうに思ってます。私も以前は、ブランド化って、何か1つ坂井市も、橋本議員言われるように〔一般質問用タイマーのブザーが鳴る〕
何かつくりたいなというふうに思ってますが。だから、そういった中でJAとか、そういう漁業とかいろんな関係機関と連携をして、何か1つ坂井市でもブランド化を目指していきたいなというふうに思いますので、御理解をいただきたいと思います。

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