2011年3月15日火曜日

平成22年12月議会の一般質問(木村強議員)

22番(木村 強)議席番号22番、新政会、木村強です。



通告に従い、いねす、及びプラント2周辺の交通安全確保について一般質問させていただきます。


いねす及びプラント2周辺は、平成4年にプラント2の進出以来、縦貫線沿いを中心に開発され、発展してまいりました。そのこと自体は大変喜ばしいことと思いますが、反面、交通量が増加し、特に車が東側一帯を抜け道として利用するため、交通量の増加は著しいものがあります。

また、この周辺地域は一部中学校の通学路としても指定されておりますし、防犯灯などもない状態ですので、自転車、歩行者に非常に危険な状態となっており、先日も、いねすの東側で死亡事故が起きておると聞いております。また、あす12月8日にはコメリが進出し、オープンすると聞いております。ますますこの地域の交通量は増加する一方で、自転車、歩行者の危険度は増すばかりとなっており、つい先日のような事故が起きても不思議ではない状態ではないかと考えております。

そこで、次の点についてお伺いいたします。
1番目に、通学路としての安全確保をどのように考えているのか、学校教育課の方にお願いします。

2番目に、コメリの進出に伴いどのような協議、指導をしたのか、都市計画課の御意見をお願いします。

3番目に、この地域の市道を拡幅する計画はあるのか、建設課の方お願いします。

以上、質問をお願いします。


○ 議長(山田 栄)坂本市長。


○ 市長(坂本憲男)

木村議員の御質問にお答えをいたします。

私の方からは、コメリの進出に関してどのような協議、また指導したのかと、市道の拡幅計画についてお答えをしまして、通学路の安全確保については、後ほど教育長がお答えいたします。

まず、コメリの進出に伴う協議及び指導に関する御質問でございますが、通常、市内で土地の開発などを行う場合には、開発行為等に関する指導要綱に基づき指導を行っておりまして、その中に交通安全に関する項目も含まれております。

御質問の坂井町蔵垣内地係に進出したコメリに関しましては、都市計画法第42条第1項の規定による、パチンコ店から大型小売店舗への建築物の用途の変更の許可を行っております。

その際、進出事業者でありますコメリと地元区等により調整された計画をもとに関係各課と協議し、計画を決定しており、コメリ等の間で関係各課からの指導事項をまとめた協定書も交わしているところでございます。

その協定書の中で、事業者に対し、店舗周辺の通学路に指定されている道路に関しましては、通学する生徒の安全の確保や、来店者等の車両増加による周辺道路等への影響を極力少なくするよう必要な措置をとることなどの、交通安全の確保のための義務づけを明記をいたしております。

今後、交通安全の確保に支障が生じた場合は、警察署と協議を行い、事業者コメリに対し適切な指導を行っていきたいというふうに思っております。

次に、市道の拡幅計画についてお答えをさしていただきます。

いねす及びプラント2の東側には、市道上蔵下新庄線、また下新庄蔵垣内線及びプラント2の敷地内の中央を通る下新庄の3号線の、3路線があります。いずれも幅員が6メートル以上で、道路改良工事の整備も完了をいたしておる状況にあります。

また、通学路につきましては、安全に通学ができることから、歩道が整備された西側の嶺北縦貫道路が中学校の通学路として指定されております。先ほど申し上げました3路線の市道につきましては、通学路の指定はされておりませんが、地域住民の歩行者のために、路肩の一部を歩行部分として標示するなどの配慮をして、交通安全の確保を図っているところでございます。

しかしながら、議員御指摘のように、今般のコメリの進出で交通量がふえ、自転車及び歩行者などの交通事故の危険性が高くなることが考えられます。

こうした中、先般、いねすの東側の市道において発生した交通事故を踏まえ、坂井警察署や地元安全協会などと協議を行いまして、総幅員6.8メートルの道路の車両部を狭め、自転車や歩行者が通行する路肩帯の部分を広げる区画線設置工事を施工し、歩行者等の安全の確保を図ったところでございます。

今後も、運転者のマナーの向上を図るとともに、交通量などの実態を十分調査した上、道路改良や歩道新設などの必要性を検討して、また安心で安全な道づくりに努めていきたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。


○ 議長(山田 栄)川元教育長。


○ 教育長(川元利夫)

私の方からは、通学路として安全確保についてどうかというお答えをいたします。

いねす及びプラント2周辺の通学路としては、主要地方道福井・金津線(通称・嶺北縦貫道路)が、坂井中学校の通学路となっております。

通学の安全管理は、児童・生徒の通学時における安全の確保を目的とするもので、通学路の設定とその安全確保及び通学の手段に対応した安全管理が主な対象となっております。

通学路の指定にあたっては、学校までの道路の中で、安全性や周辺の交通事情等を考慮するとともに、防犯上についても考慮し、学校、地域、PTAなどの関係機関が協議をして、児童・生徒にとって一番安全な通学路を学校が指定しております。

また、児童・生徒の登下校の安全確保については、主要道路交差点や校門周辺で、保護者や地域ボランティア「見守り隊」の方々の御協力により、安全指導を行っているところであります。

特に、中学校における生徒の通学手段は、徒歩に加えて自転車やバスなど多岐にわたることから、それぞれの交通手段の特性を考慮した安全管理が求められます。

なお、通学の安全確保には児童・生徒の行動が大きくかかわってきますので、児童・生徒の行動の自己管理が極めて重要であります。したがって、安全管理だけでなく、児童・生徒に対する計画的な安全指導が不可欠であります。さらに、学校、家庭、地域がそれぞれの役割を果たし、責任を持って児童・生徒の指導にあたることが重要であると考えております。

教育委員会といたしましても、3者と連携をとりながら、児童・生徒の安全確保にさらに努めてまいりたいと考えております。

以上です。


○ 議長(山田 栄)木村議員。


○ 22番(木村 )

通学路の安全確保ということで、今、教育長からお伺いしましたが、この中学校の通学路、これ坂井町の時分に蔵垣内大関地区の通学路は、今の市道にあったんやね。合併してから、今の縦貫道路へ変わった。これ言いますと、学生、自転車通学でも、わざわざ遠回りして、まして車の激しいところを通って通学せなあかんの、これ安全面に対してのあれなってますか。はっきり言いますわ。

それともう一つ。今の下新庄定旨地区、あの方から出てくる学生は街灯1つもついてないわね。そうでしょう。真っ暗なとこ。今、もう5時になったら真っ暗になります。そこんとこを、自転車の街灯1つで行けって言っても、これ安全性の方に欠けてると思う。そういうなことを考えてやることが、結局安全に対してのことやと思います。

それと、今、縦貫道路をみんな通ってるようになりましたが、いねすのところには、交差点のとこには信号があります。その信号に従って、学生らでも自転車や何かで来ますが、今のコメリのところは信号がありません。本当、幅も広いです。あの幅も、結局、昔なかったのを、あの農道までも変更させてつくった道路です。そういうなとこが、信号もないし、何もないところを、夜真っ暗なときに、暗がりのときに横断しようとすると、危険度が今まで以上にきつくなる。なんでもとどおりの市道のとこへ通学路を変更できないんか、そのわけを、ちょっと聞かしてください。


○ 議長(山田 栄)川元教育長。


○ 教育長(川元利夫)

この通学路の指定につきましては、教育委員会がここを通りなさいということで指定しているわけではないんです。今回、坂井市になって、坂井中学校がもう一度その安全面を考え、それぞれの通学路を確認しながら、一番安全な場所、つまり歩道が確立されているところ、街灯があるところ、そして子どもたちが自転車で通学する場合一番安全な場所という、そういう道路ということで、中学校が保護者と生徒と一緒にあわせて、そこで、ここにしますよということで、それを受けて僕んとこが指定をするという形になります。

今、いねすのところとか、プラント2、それから今度できましたコメリのところについては、信号がないんですが、東側の歩道は通学路としては指定されていません。西側です。だから、いねすの前で信号があったとしても、信号と関係なく、西側の歩道をすべて通ることになります。だから、その歩道も、子どもたちの自転車が通れるという、道路交通法でいいですよということで、そのところを指定しているということになります。

今、木村議員さんからもいろいろ、それではだめなんでないかっていうなことをお聞きしたわけですが、もう一度、学校そして地域の保護者の方にお返しをして、その部分でもう一度考えていただきますが、恐らく、そのまま今の道路のところが通学指定という形になってくるんでないかなと思いますが。

以上です。


○ 議長(山田 栄)木村議員。


○ 22番(木村 )

これは生徒に聞かんとわからんことなんですけど。中学校へ通う生徒っていうのは、今、蔵垣内でも、上蔵は今度大回りして、下蔵やとか、向こうの方は、大関の人は、西側の歩道を通れば別に問題ないんやけど。結局、一部分の部落の人だけが、なぜそういうな大回りして、わざわざ距離を倍以上もかけて行かなあかんのか、そういうなことを。もともと、合併する前は、みんなそこを通学路として通ってた。そうでしょう。今みたいに街灯もないし。この間、プラント2の東側のあそこは街灯できて、今、ある部分だけ街灯できてますけど、そんな交通量の激しいとこを通るよりか、もともと昔の、今の市道を、もっと街灯なんかをつけてやった方が、交通の便も少ないし、そういうな方がよっぽどいいんでないかなと思うんやね。言うと、えこひいきになるっていうか、上蔵の人だけはぐるっと倍以上も回って行かなあかんっていうな状態になっておりますんで、そんなとこも、また父兄ともう少し話をしてやってもらいたいと思います。これに、都市計画課が、コメリについてどのような協議っていうんか、したかっていうの、それもう一回聞きたいんですけど。今のコメリの場所っていうのは、もともとはパチンコ屋があったとこなんですね、坂井町時代に。坂井町時代に、坂井町にゲームセンターが来るっていうことはものすごい問題があったんや。あれ、平成15年かそこらの時分に来たんだと思いますが。ちょうどその時分、僕らは議員のときにはいろんな問題があったんですね。環境に悪いとか、いろんな面。今でも言ってます。というのは、年いった人が運動っていうんか、頭のぼけ防止のためにパチンコするんやっていうなことを言って、ようやってて、年金を全部使い果たしたっていうなうわさも聞いておりまして。やっとなくなって楽になったなというに思ってたとこです。

それで、今度コメリが来て、専用道路みたいなのをつくってやってますが、ちょっと聞きたいのは、その搬出ですね、コメリの荷物やなんか搬出する業者がいるっしょ。ああいう業者は、結局今の市道も通れるんやね。そうなると、市道の今の上蔵か、あそこ元村のとこはものすごい狭くなってるやね。そういうな対応っていうのは、聞きますけど、コメリの搬出の車は空港道路というんか、今、縦貫線からしか出入りしないんですか。それ、ちょっとお聞きします。


○ 議長(山田 栄)前田建設部長。


○ 建設部長(前田三徳)

新しくコメリが進出いたしまして、あした開店っていうことなんですが、その搬出業者につきましての対応といいますのは、これはあくまでもコメリが責任を持って、市道へ出るなっていうんじゃないんですが、問題のないようにするっていう確約はもらっております。

ただ、市道へ絶対出てはならないということまでは確約してないんですが、迷惑をかけないっていうことのコメリとの確約をしております。


○ 議長(山田 栄)木村議員。


○ 22番(木村 )

出ないって確約だけで、あれなんですけど。これ、今の蔵垣内のあそこ市道になってますが、あそこを拡幅すれば通学路も楽にできるんですわ。上蔵の、その部落っていうか、そこの入り口がものすごい狭いんであって、あとは、ある程度よくなってると思うんやね。空港道路が通学路になってますが、そやけど、結局、上蔵の人は倍以上の距離をもっていかなあかんとか。それと、今の定旨下新庄かね、あの人らの通学路はそのままになってますと、あそこらは街灯1つもないんやね。今、プラント2とか、あこ、今のコメリや何か出ますと、あそこの通学路がものすごう車の出入りが、今度は倍ぐらいに広がるんじゃないかなと思うんです。そういうことに対して何か考えてることはございますか。


○ 議長(山田 栄)前田建設部長。


○ 建設部長(前田三徳)

その辺は、あした開店しますその日の状況も含めて、今後十分調査していきたいと思います。やはり、もちろん歩行者もなんですけども、スムーズに通行できる、歩行者の安全を確保できなければ、やはり何らかの方策を考えていかなければならないと思っています。その辺は、現在の道路の規格も含めて、幅員とか歩行者のゾーンの確保、それから舗装面なんかも含めて問題がないかを十分調査して検討していきたいと思いますので、その点、御理解のほどよろしくお願いいたします。


○ 議長(山田 栄)木村議員。


○ 22番(木村 )

これから冬口になりますと、やっぱりいろんな通学路としての問題っていうのが出てくると思います。まして、道路に雪がたまりますと、やっぱり通学路といたしても。大関のあの辺になると、通学路、バスで行くんかな、バス通学になるんかわかりませんが、結局、今の定旨、下新庄の方っていうのは、通学路、あそこ通りますと、車で雪はねたりそういうなことが大いに出ると思うんで、除雪の方もしっかりしながら、できれば今の市道、中学校から出てくる、あそこを、昔、あれ、坂井町時分に1回検討したことがあるんやけど、その時分はちょっといろんな反対の人もおってできなんだんですけど、もう10年以上たってますんで。また、今、田んぼをつくる人はある程度少なくなって、土地を放すというような方が多なってきてますんで、道路指定のそういうな拡幅になれば、ある程度協力もらえると思うんやね。そしたら、やっぱり、ああいう道を、なるべく、車の通りの激しいとこよりか、裏道を広くして、そういう通学路なり、いろんな道が広くなれば、それだけ、今のプラント2にしろコメリにしても、お客さんらもいろんなとこから来たり何たりするようなあれもできますんで、そこんとこひとつ考えておいてほしいと思います。建設部長、何か道路の拡幅にしてありますか。あったら、お願いします。


○ 議長(山田 栄)前田建設部長。


○ 建設部長(前田三徳)

先ほど申し上げましたとおり、その通行状況、教育委員会とも協議しまして、通学路の指定の問題もございますので、その辺も十分考慮しながら検討してまいりたいと思っております。

以上でございます。


○ 議長(山田 栄)木村議員。


○ 22番(木村 )

子どもは坂井市の宝でございますんで、けがのないように、通学や何かが安全にできるように、教育長、またいろんな方法で安全面を最優先に。業者なんていうのは、こんなもん商売でやってることやで、いつでも言えばやってくれると思います。やらなんだらやらんで、また圧力かければいいんです。

それで、もう一つ聞きたいのは、あそこ市道になってるわね。今のコメリの前、市道でないわ、あこだけ区道になってますわね、コメリの前は。嶺北縦貫道路とその間、あれ、元、農道あったとこが、北側にあったやつを南側に持ってきて、パイプラインと一緒にあっての道路にしてあるんですけど。コメリ側は、あそこを市道にしてくれんかって言われたんですけど、そういう市道にする考えはないんですか。それだけ、ちょっと聞かせてください。


○ 議長(山田 栄)前田建設部長。


○ 建設部長(前田三徳)

今言っておられますのは、コメリといねすの間の農道っていうことですね。


○ 22番(木村 )

いえいえ、違います。コメリの中に、今の。

○ 建設部長(前田三徳)

市道といいますのは、あくまでも幹線道路から集落間へ抜ける道路として必要な道路については市道にするっていうことでございます。今は、あくまでもコメリの中の構内の道路っていうことで、今のところは考えておりません。将来的に、それがずっと各集落へ通じることになれば、考えていかなければならないと思うんですが、今のところは考えておりませんので、よろしくお願いいたします。


○ 議長(山田 栄)木村議員。


○ 22番(木村 )

わかりました。教育長、くれぐれも。これから冬期っていうんか、冬になりますと、みぞれや何か降ったりなんたりすると、自転車通学にしても、いろんなことができますんで。なるべく近道っていいますか、最短距離で通学できるように、また安全面を考えながらの通学を指導してもらいたいなと思っておりますんで、これからひとつよろしくお願いします。

これで終わります。

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