2012年6月22日金曜日

平成24年3月定例会 一般質問(上出純宏議員)

3番、新政会の上出純宏でございます。

通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。

最悪のシナリオという言葉を新聞紙上でよく見かけます。9メートルという想定をはるかに超えた大津波や原子炉の破壊、電源喪失をこれまで想定せずにいろんな計画を進めた結果、唐突な大震災に見舞われまして未曾有の事態が発生し、それらをすべて否定する現実を突きつけられているのが現在の日本の行政かと思います。また、東日本大震災の災害にあたって最も早く機能しなければならない肝心の市役所の建物が破壊されたことにより、救助のおくれが多くの市民の命を奪ったという現実を重く受けとめなければならないと思います。

そこで伺いますが、昭和23年の福井大震災のときには、三国に被害は少なく、坂井平野で大きな被害がありました。今は津波による災害を想定することに目を向けてばかりいますけれども、福井大震災の被害を忘れてはいけないと思います。坂井市にあっては、行政機能の中枢であるこの坂井市役所が震度8以上の震災に見舞われるという、坂井市における最悪のシナリオについてシミュレーションとして検討したことはありますか。

例えば、防災無線、今、三国の方でも設備していますし、この後4年かけてデジタル化が進むことの作業を推進しておりますけれども、この本体が市役所にあるということだと、この役所が災害に遭った場合、そのバックアップといいますか、機能が発揮されなければ、巨額のお金をかけて防災無線の設備の推進しているものも生かされないというようなこともあると思います。もしも最悪のシナリオがつくられたとしたら、そういう被災を想定した実務的な訓練が必要かと思いますが、いかがでしょうか。

次に、教育長に伺います。

田中議員が先ほどスポーツについて質問されましたので、私は文化について質問いたします。 市長は、第2期目のスタートにあたって「心」をキーワードに行政を推進しておられます。きょうもきのうも、「心」「心」「心」といっぱい心が議場にあふれていると思いますけれども、スポーツや文化活動を推進することは、まさに心と命の行政を推進することにつながると思います。

今、やはり「心」の健康、先ほどスポーツを通じて体の健康、田中議員の食を通じた体の健康ということもありますけれども、やはり心の健康も非常に大事でございます。

先日、子どもミュージカルの公演「ラボちゃん跳んだ!」を拝見しました。市長も教育長も同席しておられまして、そのステージに大変感動しておられた姿を私は横目で見ながら、もちろん私も感動したわけでございます。まさに、心と命を理解する上で坂井市ならではの格好の題材であり、坂井市から全国に発信しても遜色のないステージだと思いました。主催者がこの物語を取り上げるのは2回目です。私は1回目の上演も観賞しましたけど、今回は前回の反省も踏まえて、かなり細部に改善の工夫が見られて格段のできばえとなっていました。ここまでに至るには、運営を図る方々や裏方を担当される方々の献身的な御努力、保護者の皆様の御協力は格別のものがあったと推察いたします。心から敬意を表するところでございます。私はこのミュージカルを高く評価しています。その理由の1つは、すべてがオリジナルであるというところです。台本、音楽、生演奏、踊りの振りつけ、これらのすべてが地元の専門家によって1から手づくりされています。これはなかなか大変なことです。私も音楽をやりますけども、なかなかそこまでのことはかなり技量も知能も必要なもので、坂井市がそういう創作を可能にする高い文化レベルにあるということを、その意味で非常に誇りに思っております。

また2つ目、文化力を子どもたちの育成に生かすために、主催者の方々は、三国中学校の合唱部や地域の和太鼓団体、音楽団体に協力を仰ぎまして一致団結していいものをつくり上げる努力をしています。子どもたちも、そうしたさまざまな人たちの尽力が理解できるようでたくましいなと思うんですけども、練習から本番まで懸命に取り組む姿は大変感動的であります。公演が終わった後は大変な達成感があったかなと思っております。

そこで本題でございます。

この子どもミュージカルの参加者の中に、小学校1年のときから現在6年になるまで、毎年舞台に出演を続けた子どもがいるということを聞きました。それは、その子の人生の中で大変大きな経験で、その子ならではの宝物を手に入れたことになります。きっと今後の成長に大きな影響を持つことになろうかと思います。今回はミュージカルに具体的な例をとりましたけれども、坂井市内には、子どもを対象にした民間レベルでの文化活動は、各地域の和太鼓や郷土芸能、お茶、お花、お琴、ピアノ、合唱などなど、めったに報道に取り上げられることもなく目立ちませんけれども、熱心に継続的に子どもの文化資質の向上に取り組んでいる団体がまだまだあります。そうした子どものころからの活動を継続させて、高校、大学、就職後、文化活動に励む環境を家族や指導者の方々がつくり上げたこと、また行政的には、みくに文化未来館やハートピア春江という発表の場、観賞の場を設けたことが現在の坂井市の文化水準を高いものに押し上げたと思っております。

そこで思うのは、先ほど田中議員の質問に対するいろんな回答を聞いていまして、スポーツは恵まれているなと、いろんなバックアップもありましていいなと思いました。スポーツ活動では、各種試合や大会を通じて順位もつきますし、明確な数字や成績が上がりまして評価の基準というのもあります。優秀者にいろんな表彰もされるところでございますけれども、今回のように文化活動で頑張った子どもにも適切な評価を与えられる、現在、そういうすべがないんですね。だから、そこで伺いたいんですが、ささやかでいいですから、例えば5年なり6年なり頑張って活動を継続させた子どもたちを褒めてあげる評価システムを工夫できないかなと思います。

また、先日、勝山市の左義長にも出かけてみました。300年続く左義長の浮き太鼓やおはやしを後世に伝えるために、市を挙げて伝統芸能の継承という目的を明確にして力を注いでいます。その結果、子どもたちが幼稚園とか小学校のレベルでかなりやぐらの上で太鼓をたたいている姿はこれまたいいもので、坂井市においては、子どもたちの文化活動に補助金の交付や会場使用に便宜を図るなどの、そんな形で支援は行っていると思いますが、子供歌舞伎を除いて、民間レベルに任せっぱなしのように見えます。指導者へのケアも含めまして、教育委員会として各種団体間のネットワークや資質向上のための研さんなど、こうありたいという指針を示す必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょう。

以上、一般質問といたします。よろしく回答をお願いいたします。

○ 副議長(高間正信)坂本市長。

○ 市長(坂本憲男)上出議員の御質問にお答えをいたします。私の方からは、大災害時の危機対応についてお答えをし、子どもたちの文化活動に適切な評価について、後ほど教育長からお答えをいたします。

また、今ほど上出議員からもお話がありましたように、子どもミュージカル、私も拝見させていただきました。まず、ちっちゃい子どもさん、一生懸命頑張ってる姿を見て私も涙したこともありますし、また今日まで御指導いただいた関係者の方々に心から敬意を表したいと思います。

さて、まず大規模災害による本庁舎の倒壊を想定したシミュレーションはしたことがあるのかとの御質問でございますが、本庁舎が倒壊した場合を想定したシミュレーションを具体的に実施したことはありませんが、市の総合防災訓練時には、本会場となる小学校へテントを設置し、対策本部運営訓練を実施しておりますし、また実際に本庁舎が使用できない場合は、倒壊の危険性がない公共施設や屋外でのテント設営による対策本部を立ち上げることになることを想定をいたしております。

次に、防災無線の本体が故障したときの対応についてということでございます。

防災無線の本体が故障したときの対応については、市の広報車や消防あるいは警察の緊急車両により避難情報等を伝達するほか、通信網に被害がない場合には、区長への電話連絡や、またケーブルテレビを利用した情報の伝達、あるいは携帯電話のサービスを利用したエリアメール配信を活用することになります。

また、現在、整備中のMCA無線を利用した防災行政無線においては、各無線機が独立して機能するため、本庁の親局が故障した場合であっても、支所に配備する補助局により運用することが可能となっております。

次に、そうしたことを想定した訓練も必要ではという御質問でございますが、通信網が途絶された場合については、昨年実施した市の総合防災訓練においても、各地区の避難所へ移動系無線を携帯した職員を配備し避難状況の報告訓練を実施をさせていただきましたが、今後、実施する訓練においても、実践的な方法を検証し、訓練に取り入れていきたいというふうに考えております。

訓練の想定において大災害を想定することも必要であると思われますが、訓練にあたっては、一定のテーマを持ちながら、またその訓練結果を通じて一つ一つの課題を検証し事後に生かしていくことが大変重要であるというふうに考えておりますので、訓練の実施にあたりましては、その内容を十分に検討してまいりたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。

○ 副議長(高間正信)川元教育長。

○ 教育長(川元利夫)私の方からは、子どもたちの文化活動に適切な評価をの御質問にお答えをいたします。

まず、一定期間の継続的な文化活動に対する適切な評価についてお答えをいたします。

現在、坂井市教育委員会には、学校教育、社会教育、社会体育及び学術文化の振興発展に貢献した学校の教職員、教育機関の関係者、その他の個人及び団体や学校の生徒及び児童に対しての表彰規則があり、規定に基づき毎年多くの人たちを表彰しております。

しかしながら、文化関係での児童・生徒に対する表彰規定の中身は、「公的機関が主催する県単位を超える協議会または展覧会等において優秀な成績をおさめた団体及び個人」、または「教育委員会において表彰に値すると認められる団体及び個人」となっており、御指摘のように一定期間の継続的な文化活動に対する評価の観点はありません。

文化活動の評価は、スポーツ活動と違って、議員も御指摘のとおり客観的な指標がなくて、明確な順位づけが大変難しいと言えます。

文化は、継続的な活動を通して確実に将来へ継承していきます。小中学校時代に文化活動を経験した生徒の中から、将来、坂井市の文化活動を担う者があらわれることを期待しているところでもあります。

現在、全国文化芸術大会に出場する団体、個人に対しては文化芸術の向上のための激励金を支給しております。

平成21年度では、かるた、ダンス、将棋など大会に出場される38名に、平成22年度では1団体と24名に、今年度では、現在までで13名の児童・生徒に対して激励金を支給しております。

教育委員会では、その都度激励会を開催し直接励ましの言葉をかけさせていただいております。出場者からそれぞれの大会への豊富を伺うたび、強い意志と周囲への感謝の気持ちが伝わってきまして、将来を担う子どもたちに大きな期待をするところであります。

今後は、文化活動を促進する支援策としても、地域の中で評価される文化活動を一定期間継続して実施した、あるいは実践したということがうかがえれば、そういう評価であれば、いわゆる表彰制度の拡充をやっぱり検討していかなければならんのでないかなということで検討していきたいと思います。

次に、子どもたちの文化活動や指導者育成においてのネットワークや資質向上についてどうなのかということについてお答えをいたします。

子どもたちの文化活動については、平成22年度に策定した坂井市教育振興基本計画の中で、「子どもたちの豊かな心や感性、創造性などを育むため、子どもたちが身近に芸術に触れる機会を充実すること」を掲げています。

既に子どもを対象に文化活動を行っている団体は、太鼓、舞踊、将棋、華道、合唱、ダンスなど、ジャンルはさまざまでありまして、90団体ほどあるわけであります。

活動の内容は分野により違いがありますが、全部まとめることは困難と考えますが、それぞれのジャンルごとに交流や連携を図っていくことは、お互いのレベル向上にもつながって大切なことだと考えています。

市としては、市民と協働による、新しいことなんですが、坂井市文化未来会議を立ち上げ、新たな文化を創造することや、子どもたちの文化活動の発表の場を設けて、指導者を含めたネットワークの構築を進めるなどして、積極的に支援することで、新たな子どもたちの参加によって文化活動の輪が広がっていくことを期待していますし、そうしていきたいと考えています。

特に、地域特有の伝統文化については、将来にわたって継承していけるよう、子どもたちが伝統文化に親しむことができる機会の充実を図っていきます。

また、市の文化の中核を担う坂井市文化協会では、平成22年度から、子どもを会員として位置づけまして、広く文化に関心を持ってもらうよう、子どもの加入増を図っているところであります。

今後も、文化協会を中心に子どもの文化活動の育成、支援に努め、さまざまな文化団体等の活動を継続していくために、これら団体等の交流や連携を強化することを進めていきたいと考えています。

以上であります。

○ 副議長(高間正信)3番、上出純宏議員。

○ 3番(上出純宏)NHKは、東日本大震災の教訓から、災害発生時にアナウンサーがテレビやらラジオで避難を呼びかける文言を、切迫感を強調した表現に変更しています。比較的大きな津波が来ると予想される場合は、「東日本大震災を思い出してください。身を守るために一刻も早く逃げてください」と呼びかけます。例えば、大津波警報の際は、「高いところに逃げてください」を、「逃げること」に、「津波が急に高くなることがあります」は、「急に高くなります」と、命令調や断定調に改めています。NHKも、大震災を機会に、こういう細かいところまで精度を高めるというようなことをしているわけなんですけれども、やはり訓練のシナリオを描く場合、かなり精度を要求されるんじゃないかなと。その精度が大切だと思うんですけども、今回、例えば、訓練訓練というような形のシナリオの文言についても、NHKでもこんなことをやってますけども、シナリオをつくるにあたりまして、どのような作成の経過をとられるんかなっていうのを、総務部長、教えてください。

○ 副議長(高間正信)五十嵐総務部長。

○ 総務部長(五十嵐英之)今ほどNHKの例がございましたけれども、災害のシナリオを描く場合、どれだけの規模の災害が起きるのかというのが、まず1点、大きな問題になります。坂井市の、例えばA町というところだけが壊滅的な被害を受ける。それから、A・B町とも2地区が被害を受けるといったこともまず想定しなければなりません。その上で、災害対策本部が立ち上げられるか、職員が参集できるか、それから道路が遮断されてないか、ライフラインはどうなのかと、そういったことをまず想定をすると。想定をしたところから始めるということで、実際に訓練で精度を上げるというようなことは、今、ここで申し上げられませんが、まず大きなそういった訓練の目的といったところに主眼を置いておきたいと思っております。

○ 副議長(高間正信)3番、上出純宏議員。

○ 3番(上出純宏)そのシナリオは、何か分科会みたいなのをつくって、そのチームでやるんですかね。そういう経過ですね。想定っていうんじゃなくて、システムですね、シナリオをつくるシステムについて教えてください。

○ 副議長(高間正信)五十嵐総務部長。

○ 総務部長(五十嵐英之)シナリオにつきましては、まず安全対策室の方でシナリオの原案を考えます。それに基づきまして、消防それから関係機関との打ち合わせを行います。それに基づいて、今度は、対象地区への説明会でいろんなシナリオの設定をするということで、その対象地区の意見も聞いてシナリオは作成します。

○ 副議長(高間正信)3番、上出純宏議員。

○ 3番(上出純宏)昨年の11月に山村武彦先生の講演をハートピア春江で聞かせていただきまして、非常に勉強になりました。専門家だとこういう発想をするのかなというようなことです。先ほどのNHKの場合も、やはりいろんな専門家の知識、防災に関して専門家の知識をかなり取り入れています。それから、三国の方の各区長さん方校下で、こういう広域避難所の計画を立てるにあたってはえらい上手にできたなと思っていました。やっぱりこれは松森先生という方のちゃんとした御指導があって、ここまで密度の濃いものができ上がっております。

したがいまして、市が主催して訓練をする場合、そういう防災の専門家の知恵、知識もかりてより密度の濃い訓練をしてはどうかなと思います。そして、これ、きょうの新聞ですね。福井新聞の方に記事が出ていますが、この中で、三国地区で整備中の防災無線を活用し、実施し検証、要援護者の避難方法も、各町の協力で実施、訓練を通じて問題点を洗い出すということですね。こういう問題点を洗い出して、それをどう次の訓練に生かすのかというようなことを、どういうレベルでやっていくつもりなのかというのをお聞かせください。

○ 副議長(高間正信)五十嵐総務部長。

○ 総務部長(五十嵐英之)今ほどの問題点、または課題の整理でございますけれども、まず参加した人、そういった方々からの御意見をアンケート形式で伺いを今までもしております。今、福井新聞の記事は、津波の想定訓練ということで、福井市も書かれておりますけれども、今回に関しても、地区の区長さんを初め、それぞれ参加した方にアンケートを実施して、どういったところが問題点、どういったことが課題だということをまず整理をします。整理をしてからは、今度さらに必要なという場合には、今ほど専門家の方といったこともおっしゃられましたけれども、松森先生も私もよく聞いたことあるので、非常にすばらしい方だなと思っています。そういったところも含めまして、専門的な意見も聞きながら、その課題の整理をあてたいと。さらには、今、福井工大との産学の協定をやっていますので、大学の方にも意見の普請をしたいということで考えております。

○ 副議長(高間正信)3番、上出純宏議員。

○ 3番(上出純宏)平成24年度の予算書を見まして、実はそういう防災に関する意識、この訓練のシナリオ等について専門家に聞くような予算のようなものが上がっているのかなというようなことを期待をしていたわけなんですけれども、そういうものが上がってから問題点について専門家に聞きたいということのように受けとめられましたが、市長、どう思われますか。

○ 副議長(高間正信)坂本市長。

○ 市長(坂本憲男)今、防災っていっても、一言で、今、防災、防災って、いろんな各自治体、いろんな防災で今取り組んでいます。まずは、やはり何が大事かっていうと、やっぱり地域住民が、防災のそういう意識を、一人一人が防災意識を高めていくということがまず大事かなと。自分が何をしたらいいか、どこへ逃げたらいい、逃げるにしても、津波にしても、まずそういう意識づけが大事かなというふうに思います。

今、上出議員言われたように、確かに、今、専門分野のお話っていうのも聞いた方がいいと思います。専門分野のそういうお話ってなかなか人が集まらないところもあるんですよね、そういう難しい講演やと。まず、今回の、今、きのうもちょっと一般質問でお答えをさせていただいたように、6月と10月に2回やりました。まず、自分で身をもって体験、訓練に、防災に対する体験することがまず大事かなというふうに思いますし。先ほども、NHKのそういう文言か、そういう言葉なんかでも、本当、言葉ではなかなか難しいかなって。今、そういう防災の無線を設置していますが。そういう、言葉ではなかなか、特に三国なんかは風向きが強いところなんかは伝わらないということで。そういう中で、こういう長い音を出した場合には、大きな災害とか、いくつか3つか4つに分けて、そういう訓練、地域住民に知らすことが大事、言葉じゃない、わかりやすいように、そういったことが今後やっぱり検討していく必要かなというふうには思います。

専門分野については、いろいろ、これまで専門的な防災についてのいろんな講師をお招きして開催したことも前にもありますが、聞いていてもなかなか頭に入らないっていうこともありますし、これはまた1つの課題として受けとめていきたいというふうに思っております。

○ 副議長(高間正信)3番、上出純宏議員。

○ 3番(上出純宏)私は、その専門家の知識の使い方なんですけども、6月と11月に訓練がありまして、6月は三国の方で、11月の方は県の総合と大がかりな大訓練になるということなんで、もちろん県の方にそういう防災の専門家の方がいろいろおられるとも思いますし、あれですけど、そういうシナリオとしての精度を高いものに、市民に高くなってくれというんじゃなくて、市民は本部からどうしてほしいというようなことで動くわけですから、肝心の役所のシナリオのところの精度を、いろんな研究の中で高めていったらいいんじゃないかなと思いますので、提言しておきます。

それから、先ほどの広域避難所のこういうものは、私どももこういう会議の場でこれを見せてもらって、自分なりにこうすればいいんかなとわかりました。今、津波マップを各地域の人のところへ届けてありますけども、一刻も早くこの広域避難所のこれを見せてあげると、より市民の方は安心するんじゃないかなと思っております。なるべく精度の高いシミュレーションを進めて、最悪のシナリオという事態というものも想定して、市民の命を守るために必死になって考えるというところに努めていただきたいなと思います。

続きまして、教育長、子どもたちの評価を少しでも高くして上げるということで、今、市の文化協会の方で子どもたちの会を進めているということですけれども、私なりに考えますのは、文化協会のこういうところをうまく利用しまして、民間で活動している先生方や指導者の方々に呼びかけて、そういう組織、子ども文化協会でも何でもいいんですけども、そういうな中で、指導者の方から推薦のあった子どもたちについて、もちろん一定期間のようなクリアすべきものが超えていて、なおかつ指導者の先生がこの子頑張りましたよというようなところについては、緩くでいいから褒めてあげる、やはり褒めて伸ばすというところがとても大事だと思いますし、そういうものを何らかの形で一遍工夫してもらいたいなと思うんで、そういうのを、文化未来会議ですか、教育振興基本計画の中に、何かそういう会議を持つというようなことを述べられていて、どんな会議になるかなと思って。この会議の現状っていうのは。もう会議は1回とかやっているんですかね。

○ 副議長(高間正信)川元教育長。

○ 教育長(川元利夫)坂井市の文化未来会議というのは、この3月22日に第1回を開こうと思っています。これは、いわゆる団体の長が集まるとかでなくて、坂井市の文化振興全般にわたってこんないいことをやったらいいんでないかとか、いろいろ、いっぱい、何かひもがあるとか後ろが云々でなくて、みんなそこでいっぱい話し合って、坂井市としてこんなことをやっていったらどうやろかっていうお言葉をいただきがら、ほんなら教育委員会として、あるいは市に働きかけてこんなことをしてみますでとかいう形で始めたいなと思いまして、12名の人にお願いをしています。そして、そこでよりよいものをつくっていくっていうんか、思ってもみないことが出てくるんでないかなって、そういうことで、一つ一つ、何か、坂井市に合ったものができたらいいかな。

それから、もう一つ、今、議員さんが言われるように、やっぱりネットワークみたいなのをつくっていきたいと思いますし、それを評価して表彰するということについては、まだ課題があると思いますが、でも発表の場なんかは持てるんでないかなと。例えば、いろいろ伝統芸能で頑張っているとか、太鼓とか踊りとか、いろいろあるだろうと思います。そんなものを、いわゆる同じジャンルのものを、例えば9月なり10月なり、あるいは11月に、どこかで、ハートピアでみんな集めて、子どもの発表の場を持つということもいいな、そんなことを、今、僕は考えています。もちろん、その茶道とか華道とかっていうことについては、公民館の祭りとか、それぞれの地域の祭りなんかでも披露することができたり、あるいはフェニックスプラザで、発表の場、お茶の席はあります。そういういろんなところで活躍する場がありますけども、いわゆる伝統芸能的なそういう部分については、みんなで1回集まって朝から3時か4時までぐらいやるような、そんなことを、今していきたいなと、そういうことを思っています。

○ 副議長(高間正信)3番、上出純宏議員。

○ 3番(上出純宏)その文化未来会議で、ぜひその今の子どもの褒めるようなことも題材に挙げて、そこでもんでいただいて何か具体的にしてもらえたらいいなと思っていますので、ぜひその点よろしくお願いいたします。

以上で、質問を終わります。

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